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特技 天然ガス
⛽️ 関税交渉の5500億ドルが 米天然ガス需要へつながり始める 💡マーケットワンポイント
日本の財務省が 対米投融資案件に含まれる米国の天然ガス火力発電所について 外国銀行の融資参加を検討していると明らかにした 日本の3メガバンクだけで巨額のドル資金を用意するのではなく 米銀などの外銀とJBICが協調融資し NEXIが外銀融資のリスクを補完する構想 これは新しい発電所計画が発表されたニュースではない すでに示されていたガス火力計画を 実際に動かすための資金調達ルートを太くするニュースだ そもそもの出発点は 2025年の日米関税交渉 日本は米国による関税負担を抑える交渉の中で 半導体 医薬品 エネルギーなどを対象に 最大5500億ドルの対米投融資枠を設けた ただし5500億ドルすべてを日本政府が現金で支払うわけではない JBICによる出融資や NEXIの保証が付いた民間融資などを組み合わせ 個別案件ごとに資金を供給していく最大枠となる その第2陣として示されたのが ペンシルベニア州とテキサス州の天然ガス火力 最大330億ドル 次世代原発 最大400億ドル 合計 最大730億ドル 天然ガス火力だけで5500億ドル枠の約6% 原発まで含めた電源投資では約13%を占める 対米投融資全体から見れば一部だが ひとつの産業として330億ドルは小さくない しかも対象はガス田やLNG輸出基地ではなく 長期間にわたって天然ガスを燃やし続ける発電設備だ 今回の外銀参加で変わるのは 発電需要そのものではなく 計画の実行可能性 巨大プロジェクトでは 建設計画が存在していても ドル融資が集まらなければ前へ進まない 米銀を資金供給側に加え JBICとNEXIが信用を補完できれば 日本の銀行だけに集中していた資金調達の制約が緩み 最終投資決定や着工へ進むための土台は強くなる ガストレーダーにとって短期の材料はまだ弱い 今日から発電所がガスを消費するわけではなく 発電容量 完成時期 稼働率 燃料調達先も確定していないため 需要量への置き換えはできない しかし長期では見逃せない AIとデータセンターの電力需要を背景に 米国が必要としているのは発電所の計画だけではなく 建設資金と燃料供給を含む実行力 関税を巡る5500億ドルの政治合意が 330億ドルのガス火力計画になり さらに外銀を巻き込む融資構造へ進み始めた 天然ガス市場を見るうえで重要なのは 需要予測の数字だけではない その需要を生み出す設備に 誰が資金を出し 本当に建設まで進めるのか 今回のニュースはまだガス需要の増加ではない ただし 政治上の約束だった需要候補が 金融を伴う現実のプロジェクトへ近づいていることを示す一歩となる 「JBIC」 国際協力銀行の略称です 日本政府が全額出資する政策金融機関で、日本企業の海外事業や資源・インフラ案件などを金融面から支援します 普通の民間銀行では資金を出しにくい大型案件や、政策上重要な案件で融資や出資を行います 今回のガス火力案件でも、JBICが投資法人を設立し、その法人に資金を貸す仕組みが使われています 「NEXI」 日本貿易保険の略称です 海外事業への融資や投資で、返済不能などの損失が発生した場合に、一定部分を保険で補う政府系機関です 今回のケースでは、JBICそのものを保証するというより、民間金融機関が貸す部分に保険を付け、銀行が融資しやすくする役割です 「融資保証・融資保険」 借り手が返済できなくなった場合に、貸し手の損失を一定範囲で補う仕組みです 銀行から見ると、貸し倒れリスクが小さくなるため、大型案件にも資金を出しやすくなります 「日本は、330億ドル規模の米国の電力プロジェクトに対し、外国銀行からの融資を検討している。」ロイター元記事 https://www.arabnews.jp/article/business/article_182814/ #天然ガス #米国天然ガス #ガス火力 #対米投資 #エネルギー #コモディティ #マーケットワンポイント
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