【トヨタ自動車(7203) 財務分析⑨】
前回に引き続き、トヨタ(7203)の財務分析をしました!
※2021年度2Q決算より、単位は億円です。
【どんな会社?】
言わずもがな、日本最大の自動車会社です(笑)
実は、金融事業もやっています。販売金融ビジネスとも呼ばれますが、分割払い、自動車リースなどですね。
【212Q決算まとめ】
・収益: 15兆4812億円 (前年同期比 +36%増)
・営業利益: 1超7,474億円 (同 +236%増)
・最終利益: 1兆5,244億円 (同 +142%増)
・世界中で生産が停滞したが、販売店・仕入先・工場の現場が必死に努力した結果、コロナの影響からV字回復。212Q決算では、営業利益にして1兆550億円が、販売台数等、「営業面の努力」とされています。
・見通しは、円安の影響を除けば、資材高騰などにより、実質下方修正。コロナ禍で得た学びを定着させるべく、取り組みを継続する。
・株主還元は、中間配当は1株当たり120円、前期から15円増配。自己株式取得は1,500億円を上限として実施。
・もっといいクルマづくりによる商品力向上と成長投資を行いつつ、地道な原価低減や固定費の効率化の効果が表れた。
・新車市場の需給ひっ迫により、中古車価格の高止まりや販売費の低下など、プラス効果もあり、実力以上の部分もある。
【財務指標】
<成長性 高☀>
・前年同期比 売上高増加率:+36%
・同 営業利益増加率:+11%
→ 為替の後押しもありますが、営業面の努力で1兆円以上も営業利益が増加。素晴らしいです👏
<安定性 高☀>
・流動比率:107%
→ 100%を上回るので、短期的な資金繰りは問題ありません。
・固定比率:161%
・固定長期適合比率:97%
→ 自動車会社なので、工場等の固定資産が多額です。固定比率ではなく、資本も合わせた固定長期適合比率で見る必要がありますが、97%なので、安定しています👍
・自己資本比率:41%
・負債比率:142%
→ 自己資本よりも負債で資金調達をしている状態です。中小企業なら危ない水準ですが、ここまで大企業になると、効率性を上げるためには仕方ないかと!(借入の方が新株発行より会社の資金調達コストは低い)
<効率性 中☁>
・ROE:3%
・ROA:1%
→ 大企業の宿命ですが、利益が出ていても、規模が大きすぎて、資産や資本に対する効率性を表すROAやROEは低くなってしまいます🤔
・売上総利益率:24%
・営業利益率:11%
・経常利益率:14%
→ 利益率は高いです。コストが低い事業ではないはずですが、いわゆる規模の経済で、販売台数が増えるほど1台当たりのコストが下がり、利益率が良くなっているのだと思います🧐
・総資本回転期間:64ヶ月
・固定資産回転期間:42ヶ月
→ これは、例えば固定資産と同額を売り上げるのに42ヶ月かかる、ということです。資産が桁違いに大きいので仕方ないかと…💦
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