現在の金価格は1トロイオンスあたり4,400ドル前半付近で推移しており、前日の急反発を経た後の利益確定売りと、本日終了を迎えるトランプ米政権の攻撃猶予期限を前にしたリスクヘッジの買いが激しく交錯する局面にあると考えられます。イラン側が米国の段階的緊張緩和案を正式に拒絶したことで、地政学リスクに伴う「有事の買い」が下値を強固に支えている一方で、米長期金利が4.4%台で高止まりしドル指数が強含んでいる実態が、無利息資産である金の上値を抑える重石となっている模様です。昨夜の米エネルギー情報局(EIA)統計による原油在庫の大幅積み増しを受けてインフレ加速への過度な懸念が一部で和らいだことも、直近の高値圏からの調整圧力を強める一因として見受けられます。外交交渉の決裂という不透明な先行きとマクロ経済的なドル高要因を天秤にかける展開が続くなか、今夜から明朝にかけての猶予期限切れ直後のヘッドライン一つで価格が非連続に飛ぶ(窓開け)リスクを内包した、極めて神経質な地合いが継続するものと考えられます。(2026/3/26 1時間足)
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