【軽症患者向けの点滴治療薬「ソトロビマブ」(グラクソスミス)本日承認!】[医療情報]
商品名は「ゼビュディ点滴静注液500mg」になります。
先日、私はグラクソスミスがソトロビマブの承認申請したとの投稿をしましたが、本日(9月27日)厚生労働省の専門家部会で承認の可否が審査されました。そして予想通り、有効性や安全性が認められるとして、国内での承認が了承されました。これを受け、厚生労働省は27日夜に正式に承認しました!
軽症患者にも使用できる薬としては、中外製薬の抗体カクテル療法「ロナプリーブ」に続いて2種類目となり、より多くの患者の重症化の予防につながることが期待されます。
これで自宅療養の軽症患者さんにも行きわたるのではないでしょうか。コロナに負けるな、がんばろう!
【解説!】
ソトロビマブは、GSKとVir Biotechnology(本社:米国)が研究開発した新型コロナウイルス(SARSCoV-2)モノクローナル抗体です。
海外第II/III相臨床試験(COMET-ICE試験)では、重症化リスクの高い軽症から中等症のCOVID-19の成人患者において、入院または死亡のリスクが有意に低下することが示されました。
本試験に参加した1,057例全例の有効性に関する主要解析において、投与29日目までに24時間を超える入院または死亡(死因は問わない)を、プラセボと比較して「79%低減」し(補正相対リスク減少)(p < 0.001)、試験の主要評価項目を達成しました。
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