【ファイザー、メルク、塩野義】コロナ飲み薬、どう違うの?
気付いたら青バッジまで落ちていたので久々に投稿します。
今週は塩野義から臨床試験のデータが一部公表されたり、また来週10日にはファイザーの薬の特例承認審議が予定されたり、色々ニュースが出てきましたね。
【塩野義 vs. ファイザー】
まだ途中のフェーズですが、プラセボ群と比較してウイルス減少効果が確認されたとのことです。
そして、化学者が待ちに待った構造式がついにベールを脱ぎました!こんな骨格を持っていたとはね・・・。
塩野義の薬はファイザーの薬とターゲットは同じなのですが構造が全然違います。
ファイザーの薬は伝統的なペプチド構造で分解されやすい為、(分解を抑制する)リトナビルを合わせて飲まねばなりません。1日2回投与が必要です。
対し、塩野義の薬は分解されづらく、その結果これ単独で1日1回の投与が可能になりそうとのことです。
ソース
https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2022/1/202201310.html
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2022.01.26.477782v1
【メルクの薬は?】
ロイターより面白い記事が出ていました。
"「焦点:コロナ飲み薬モルヌピラビル、米国では「最後の選択肢」"
https://jp.reuters.com/article/merck-us-idJPKBN2K62HH
メルクの薬は真っ先に出てきたものの、最終的に重症化抑制率が30%とイマイチな数字。
アビガンと同様、遺伝子への副作用が懸念されるため避妊を推奨とのこと。
よって、選択肢として優先順位は最下位、フランスでは注文自体撤回したそうです。
一方ファイザーの薬は、有効性は高いが最後に次の一文も。
"リトナビルは有効性を高める一方、患者が使用中の他の医薬品に影響を及ぼす場合がある。"
上でも書きましたが、ここが少しネックになっています。そう考えると塩野義の薬は最終的な治験結果次第ではかなり利点がありそうですね。
まあ、コロナにかからないのが一番なのですけどね。皆様もお体にお気をつけてお越しください。
※特定の薬の服薬を推奨する意図はありません、必ず医師の指示に従ってください。
#コロナ #塩野義 #ファイザー #メルク #経口薬