アルツハイマーは治せるのか?エーザイの決算などを紹介(前編)
今年6月頃、エーザイ・Biogen社の株価が急騰していたのを覚えてらっしゃいますでしょうか?この日、アルツハイマー病新薬「アデュヘルム」が条件付きで承認され、発表前と比べ一時40~60%もの株価上昇を見せました。しかし、両者の株価は最早承認前の価格に戻りつつあります。まるでミーム銘柄のごとし。
アルツハイマーに対する既存薬はせいぜい進行を遅らせる程度の効果でした。それが治せるかもしれない、と期待が高まり株価に反映されました。しかし、アデュヘルムの直近3カ月の売り上げはたったの30万ドル(一般に10億ドル/年でブロックバスターと呼ばれます)。加えて、イーライリリー社の競合薬ドナネマブも承認申請されたようです。
この薬の作用機序はβアミロイド仮説というものに基づいています。これは、認知症の患者の脳に蓄積が見られるアミロイドβという物質をターゲットとしたものです。詳細は割愛しますが、この物質が本当に病気を引き起こしている犯人なのか?という懐疑的な意見があり、使用を躊躇う医者も少なくないようです。
私は専門ではないのですが、10年ほど前にこの仮説を学会で知り、同時に懐疑論があるのも理解していました。薬が出ていい加減、論争に決着ついたのかなと思っていたら、
「いや、まだ決着ついてないのに薬出るんかい!!」
というのが正直な感想でした。
そして、どうやら専門家の中でも決着がついていないようです。続きは次回に。
※特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。
#エーザイ #Biogen #製薬 #バイオテック
参考元
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC210R50R21C21A0000000/?unlock=1
https://www.eisai.co.jp/ir/index.html
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/22046/