【Nature誌より分析】Merckのモルヌピラビルはあまり効かないの?今後の展開は?
気になる記事は色々あったのですが、久しぶりの投稿になってしまいました。まったりやってきます。
モルヌピラビルの有効性は初期の解析から下がり、重症化を30%防ぐといった効果に留まることが示されました。これは、ご存じの方も多いかと思います(どうも日本語ニュースでは言及が少ない気がする、下記NHKのサイトはよくまとまっている。)。現にMerckの株価は見事にモルヌピラビル発表前くらいの水準に戻ってしまいましたね・・・。
Nature誌に色々まとまっていったので、箇条書きで紹介します。()内は私の感想
Q1. なぜ有効性が下がったのか?
→試験後半は前半と違ってデルタ株感染患者が多かったことが効いてる?
(正直、原理的に変異関係なくあらゆるウイルスに効きそうな構造をしていたので意外に思いました)
Q2. 副作用は大丈夫なのか?
→研究室でのテストではヒトDNAの変異が疑われたが、動物実験ではリスクは低いと判断された
(Q1の感想に関連して、割と無差別攻撃しそうなので、どうしてヒトのRNA合成に影響しないのか、分子レベルではとても疑問でした)
Q3. ウイルスの変異を促すことで、強力な有毒株が現れてしまうのでは?
→それはありそうもないと主張する研究者も
(これもQ1と同じで、できた側からまた変異させられるから大丈夫なんじゃ、と思ってました)
Q4. 今後の展開は?
→他の薬と組み合わせる選択肢もありうる?特にファイザーの薬は作用機序が異なる
(ちなみにモルヌピラビル&アビガンを併用してみたらどうなる?みたいな研究もあるそうな。)
期待外れ感はあったものの、万が一コロナにかかってしまったらリスク < ベネフィット になる場合もあるかとは思いますし、更なる研究に期待です。
※投資は自己責任でお願いします。
※薬を飲む際は医師の指示に従ってください。特に勝手に複数の薬を合わせ飲みするのは危険です。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20211206b.html
https://www.nature.com/articles/d41586-021-03667-0