概要
コモディティ・不動産・株価は、景気・インフレ・流動性という共通のエンジンで動くため、大づかみには連動します。ところが三つは反応する変数も速さも違うため、局面によって乖離(ダイバージェンス)が生まれます。コモディティは供給ショックに真っ先に、不動産は長期金利に感応して株より先に動き、株価はナラティブに支えられ最後に帳尻を合わせる。つまり実体と金利が先に現実を語り、株が遅れて収束する、というのが基本構造です。だから乖離を見たら、どちらが先に実体を語っているのか、そして遅れている側が戻るのか、先行した側が行き過ぎで巻き戻るのかを問う。ただし需要起点の上昇では株が先行することもあり、順番は絶対ではありません。乖離そのものより、その「埋まり方」にこそ相場の答えがある——本編はこの見取り図を、三資産のトライアングルで検算していきます。