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週間市場メモ|7/13〜7/17
■ 今週の構造
7/15 ASML決算 → 7/16 TSMC決算(日本時間15:00)
2つの間に日本株で反応できる日がほぼ無い。実質1つのイベントブロックとして観察している。
■ 大前提
AI設備投資に弱気を出す理由は、まだどこにも無い。
上流(SPE)・中流(ファウンドリ)・メモリ、いずれも数字は強い。過度の悲観は構造と合わない。
ただし「弱気の理由が無い」ことは、それ自体が情報ではない。市場も全員そう見ている=既に価格に入っている。
■ 原油市場で「何が起きたか」(事実の記録)
ホルムズ閉鎖は、ダラス連銀が 「史上最大の地政学的供給途絶(1973年・1990年の2〜3倍)」 と評価した規模だった。
同モデルの予測: 2四半期閉鎖でWTI $132、3四半期で $167
実際に起きたこと:
• ブレント:5月平均$107 → 7/1に$70割れ(開戦前水準)
• 7/8にトランプが再爆撃+逆封鎖を宣言しても、WTIは$73で止まった
EIAが挙げた理由: 湾岸が迂回ルートで供給を回した / 備蓄放出 / 中東以外の増産 / UAEは先月、過去最高生産 / 需要そのものが減った(-1.2 mb/d、大半がアジア)
モデルは外れた。これは予測ではなく、既に起きた事実の記録。
この経験が今後の価格形成にどう織り込まれるかは、市場が決めること。 ただし、過去4ヶ月で何が起きたかは、株式市場を見る上での前提条件になる。
■ 7月末に注目している論点
中間選挙。 決算期の流動性を使った利益確定が出やすい局面と見ている。選挙費用として抜かれた資金は当分戻らない。
逆に言えばそこまでは上がる理由もある。
■ 監視対象(ファンダメンタル)
電力セクター
駆動変数は燃料費調整の期ズレ。AIデータセンター需要ではない(それは米国電力株の話)。
燃調は3ヶ月平均を2ヶ月後に反映する制度。
5月のピーク($107)が7〜8月の料金に反映される一方、現在の調達水準は$71。
電気事業連合会・森会長(関電社長)も4月に「燃料高の影響は本格的には7月や8月の電気料金に出てくる」と発言。
→ 制度上、7〜9月が期ズレの効果が最も出やすい期間。半導体とは駆動変数が完全に別。
雪印メグミルク(2270)
純粋内需・食品。ディフェンシブの構造を持つ。
リクルート(6098)
ディフェンシブではない。構造的にはグロース。
Indeed経由で米国求人市場に直結。Indeed求人指数は102.4(パンデミック前+2.4%)で、2021年春以来の低水準圏で底這い。賃金+2.3% < インフレ3.8% = 実質賃金マイナス。