「新型コロナワクチン4回目接種の利益は少ない可能性」
イスラエルSheba Medical Center Tel HashomerのGili Regev-Yochay氏らは、Pfizer/BioNTech社の新型コロナワクチンの3回目接種から4カ月以上経過していた18歳以上の医療従事者1050人に対して、同社またはModerna社のワクチンの4回目接種を実施する臨床試験を行い、安全で免疫反応を増強する効果は見られたものの、対照群と比較したオミクロン株予防効果はさほど大きくなかったと報告した。結果はCORRESPONDENCEとして2022年3月16日 原題は「Efficacy of a Fourth Dose of Covid-19 mRNA Vaccine against Omicron」、概要はNEJM誌のウェブサイトで閲覧できる。
「感染率」・ワクチンの4回目の接種を受けた人々では
Pfizer社18.3%が、Moderna社では20.7%が、オミクロン株に感染していた。
「予防効果」・SARS-CoV-2の感染予防として効果は
Pfizer社ワクチンが30.0%(95%信頼区間-8.8から55%)
Moderna社ワクチンが10.8%(-43から44%)になった。
4回目接種群も感染者は全て、発症したとしても軽症で経過した。
「発症予防効果」
Pfizer社のワクチンが43.1%(6.6から65.4%)
Moderna社の効果は31.4%(-18.4から60.2%)と推定された。
一方で、4回接種後の感染者のほとんどにおいて、PCR検査におけるCt値は25以下と低く、排出されるウイルスは周囲に感染を広げるレベルだったと考えられた。
・先に行われた研究では、2回目に比べ3回目の接種後には、免疫応答が有意に高まることが示されていた。
今回得られた結果は、mRNAワクチンの最大の効果は3回接種後に獲得され、4回目の接種に期待できるのは、経時的に減弱した免疫を3回接種後のレベルに戻す効果にとどまることが示唆された。
小規模検査であるが、医療従事者に対する4回目の接種の利益はわずかしかない可能性があると述べている。
もし4回目接種なら、副作用と相談して接種選択しようと思います。