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「ロンドンからの手紙」

ここPostPrime 上にて書いてきました雑文(エッセイ等)はすべて現実にあったことを書いています。その中で選んで番外編集として編集したりもしました。先日、87歳で現役トレーダー藤本茂さんの著書を紹介し読んでいま
アメリカ空売り屋
2024年12月30日
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「ロンドンからの手紙」 ここPostPrime 上にて書いてきました雑文(エッセイ等)はすべて現実にあったことを書いています。その中で選んで番外編集として編集したりもしました。先日、87歳で現役トレーダー藤本茂さんの著書を紹介し読んでいましたが基本的に僕が興味を抱くのは、どのようなマインドセットで投資に向き合っているのかな?という点です。資産が20億円前後なのですから通常なら悠々自適の暮らしであると思うのですが、藤本さんの生活はかなり株式投資べったりです。かなりストイックです。ですから僕らと同じように株式取引が好きなんだろうな。と思います(僕は貧乏性ですが)。 昨日、高額な資産を思い返していて過去にロンドンから来た手紙を思い出しました。 もう5年か6年ほど前でしたが、ロンドンから手紙が届きました。送り主はUKの大手銀行の役員からでした。内容は、僕と同じ苗字の顧客がいたが死亡され、その相続人を探している。とのことでした。僕は渡米後すぐに会社をアメリカの州政府に登記して小さな会社を20年以上続けてきました。宣伝をまったくしませんでしたが英語で情報が流れたのでしょう。 最初は詐欺の一種かと思い机の上に投げました。しばらくして再度手紙を読んでみましたが紳士的であり丁寧な文章なので、ネット上で検索してみました。するとイギリスの大手銀行で送り主の役員も写真入りで紹介しており、ああ本当の話でありリアルなのだな。と思いました。大手銀行のバンカーらしく生真面目に法律に従い連絡をしてきているのだな。と感心しました。 僕の名字の漢字は少し珍しく、おそらく関係ないだろうと思われました。また、日本にいた時は法律事務所にて相続登記などを担当していましたから精通しており、戸籍謄本など集めて立証はできないな。とも思われ少しも動じることなく捨てようとしました。 ですが、相続額がユーロで書かれており、ゼロが多く並んでいて計算してみました。今、もう一度昨日の為替相場で円に再度計算してみたところ、28億5千万円ほどでした。あまりにも高額すぎて想像できませんでした。ただ、その頃は自身の会社が非常に忙しく毎日睡眠時間が3時間4時間などでしたから、疲弊していて少し色気が出て日本の親戚に電話してみました。都銀の役員をしていましたから何等かの話が聞けるかな。との思いでした。 うーん、そんな名前親戚で聞いたことないな、関係ないだろう。変な気を起こすのはやめとけよ。とのことでした。まぁ、普通はそうでしょう。何の努力もなしに棚ぼたとしては額が大きすぎる。逆に罰が当たるわ。という感じでした。すぐに手紙に掲載していたメールアドレスに連絡し、残念ながら僕はその方とは関連がありません。と返事しました。 その話はそれで終わったのですが、多忙で立ち止まって考える暇がなかったため良い機会となり、ワーク・ライフバランスを顧みてみました。 ローンの支払いはあるものの、大きな家に住み、庭も普通の住宅の何倍もあり、車も3台所有し傍から見れば裕福に見えただろうとは思うのですが、維持するために睡眠時間を異常に削り毎日猛烈に働き余暇もない。というのを10年近く過ごしてきて、これで本当に幸せなのかな?と自問自答しました。 一度ネジをゼロに戻してみようか。と思いました。そして、すぐに動き始め自宅を売却し身軽になりました。現在は、猫をかぶり(たぬき?)ボロを纏い静かに株式投資や書き物などで過ごしていて、ライフ・ワークバランスが渡米後最良になりました。今考えるとタイミングが良かった、危いところだったと言えます。直後にコロナ・パンデミックが起こり全米で経済活動などストップしましたから。僕も巻き込まれ健康を害していたに違いありません。 啓示を受けて、それをきちんと認識して動けたのは運が良かったとも言えます。啓示や示唆を受けても気が付かない人も多いですから。 相続の話には後日談があり、少ししてから中東のアラブ首長国連邦からも話がありました。かなり手が込んでいて、Facebookにまで登場してきました。今度は、ファンド関係者からでした。姿がアラブの人によくある例のテーブルクロス?を頭にかぶって紐を頭に丸くはめたヤツです(アラビアのロレンスなどに出てくるあれです)。日本人の僕から見て、すごく胡散臭く感じて即答し断りましたが、断った後もしつこくて困りました。被相続人と関係なくてもこちらでうまく手続きしますから、そして当銀行とファンドを立ち上げ貴方に好条件にします。などと余計に不信感を増幅させました。 いろいろ経験してきて、やはり自分の時間を大切にできる今の生活は貴重なものだな。と感じますし、自分にも他人にも誠実に生きるのがいつの時代(年代)でも大切で貴重なことだな。と感じました。 2024年12月30日 過去の雑文 「吉本新喜劇」 https://postprime.com/DTLimdyjB1u7k/posts/649728382 「大谷翔平」 https://postprime.com/DTLimdyjB1u7k/posts/1908269781 「Tulip 青春の影」 https://postprime.com/DTLimdyjB1u7k/posts/341882642 雑文を集めた 番外編集 https://amzn.to/41Lyn4n
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