【14年ぶりBTC大量移動、売却気配なし】
アーカムの報告によると、86億ドル相当のビットコインが14年ぶりに移動された件について、売却の兆候は確認されておらず、旧ウォレットからセグウィットアドレスへのアップグレードの可能性が指摘されております。
10xリサーチはETF対応の動きと分析しつつも売却準備の証拠はなしとし、Coinbase関係者はハッキングの可能性も示唆しております。
【14年ぶりの大口資金移動、その真相は「セキュリティ強化」】
大量のビットコインが移動した影響で、「ハッキングではないか?」という懸念が一時的に広がりました。
しかし、ブロックチェーン調査会社の報告によると、今回の移動はハッキングや売却ではなく、セキュリティ強化のためのアップデートである可能性が高いとのことです。
とはいえ、「なぜ今になってセキュリティ対策を?」という疑問も残ります。
セキュリティ強化は保有者の自由とはいえ、14年間何もしてこなかった大口保有者が動いたという事実は、これまでとは異なる市場の変化を意識している可能性があります。
古いウォレットや大量保有アドレスの動きは、相場に大きな影響を与えることがありますが、今回の相場は需要が強く、大きな下落は起きていません。
今後はこの保有者に注目が集まりそうです。
対象のビットコインは2011年のマイニング報酬が原資とされており、米国在住のエンジニアのような属性が予想されています。
これだけの資産を持ちながらも目立たない存在でいられる人物となると、すでに業界の重鎮かもしれません。
今回の動きが、ポジティブなサプライズにつながることを期待したいところです。