[裏ゆろあ頼り34]【ライラックの季節】
瑞々しい緑と白の小花の塊が身震いするほど綺麗。
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ライラックの季節が来ると、
あ、またあの季節がやってきたのだとおもう。
あの子が生まれてすぐに、
ファーマーズマーケットで
ライラックを買った。
一月もたっていない時だったから
自分はいっぱいいっぱいだった。
今考えても途方に暮れていたとおもう。
そんなときに買ったライラック。
とても癒されたことを覚えてる。
この小さな花の集まり、香り、
葉っぱの瑞々しさと何とも言えない
バランスの良さ。
ライラックという言葉も、
小さいときに読んだアメリカ文学の中に
出てきた花の名前で「音の憧れ」だった。
響きだけでもう、癒される。
毎年買ってきてはちょっとだけ想い出に浸る。
ライラック、、、ライラック。
淡いとろけるような紫
限りなく純粋な白
水をたっぷり含んだ若い緑
こんな繊細な小花をしっかりささえる頑固な幹
ライラック
lilac
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世界中のどこかで生まれて育って
咲いてくれた。
世界のどこかで咲いている
あなたに出会えてよかった。
柔らかな甘い香りはあなたがこの丸い地球の
どこかにいることを力強く示して
みずみずしいその若葉も花弁も
どこかに息づいた呼吸を教えて
私に生きる力をくれる。
もうそこにあなたがいることを知っている。
幻想は幻想じゃない。
ライラックの輪郭は香りと共に
あなたの輪郭を形作って
あなたが生きていることを
教えてくれる。
きっと一生私を助けてくれるって知ってる。
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ライラックの花は私を
ノスタルジックな気持ちにする。
その響きからなのか?
読んだ本の記憶なのか?
記憶の中で迷子になったさまざまな思い出が
混ざり合って溶け合って感情を生み出してるのか
その昔持っていたセキュアブランケットのような
持っていたら安心なのに手から離れた瞬間
もう心は不安でいっぱい、そんな存在
喉に切なさが詰まって解けない気持ち。
なんとも言えない気持ちを呼び起こす。
少女の自分がひょっこり顔出して
私の顔色を伺いにくる。
まだ平気。
なんとかやってる。
いたづらっぽい表情を浮かべて
かけてったあの子。
そういや今うちにいる子が
似たような笑い顔で笑っていたっけ。
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そういえばアンの娘の名前はリラ(ライラック)
だったね。
私が好きだった図書館で借りたその本は
どの本だったかその挿絵をおぼろげにしか
覚えてない。ただライラックからのぞく女の子の絵。
強烈に憧れたライラックという花。
枝につく花だから、買った後に
花瓶に生ける時に結構苦労する。
花を買うという行為は
離婚してからおそらくライラックしか
買っていないかも。
ライラックはだから少し贅沢。
それでもこれくらいはいいかと
一年に一度あの子の誕生日の頃
買って楽しんだりします。
Judy and Mary 「小さな頃から」
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