⭕️拝啓政治家様⭕️
こんにちは。私達は日本三景宮島の対岸で西洋料理のお店を17年以上営んでおりますリストランテトーマスと申します。
今回、最低賃金が全国平均1000円を超えるとの報道を見て、飲食店経営の立場からまた、飲食店の将来を考えて私達の思いを書いてみようと思い、今回snsに投稿しております。
いろいろなご意見あると思いますが、何か伝われば幸いです。
飲食店は今人材不足と言われています。コロナで沢山の人がリストラされ失職したことや、労働環境や賃金が低いこと。
これらが主な要因で就労者は減りました。
だから、そんな中飲食業に携わり、働いてくれる人により多くの賃金を払うのはめちゃいいことだと思います。
できるだけそうしたいです。
近年だけで本当に給料は大幅に変わっていってます。
また、機械を導入して労働環境を良くすることと賃金アップをセットにした助成金などもあり、そのようなサポートを活用することで飲食店の体質も少しずつ改善されているように感じます。
ただ、一方で、労働者には103万の壁や130万の壁が労働意欲ある人達から働く機会を制限し続けています。
学生のバイトや主婦が主に活躍する飲食店においては、技術を得るまでの期間は仕込みや調理が熟練者の倍くらい時間がかかります。長い時間働き、頑張った人の能力が上がり、熟練し研磨され、その結果単位時間あたりの報酬を多く取れる構造。
人の能力がまず上がり、様々な視野と技術を得て結果時短や効率化が実現できる。
そんな人達の働く時間がどんどん制限されています。
簡単に言えば、技術や経験を必要とする仕事においては今の政策構造があってないのです。
やっぱりこの世界は人でないとできないことが溢れている。
短く働きたい人はいいのですが、103万なんて、土日8時間と平日4時間働いたらほぼ到達してしまいます。
また、平日4日5時間ずつ働いても、すぐ到達です。
賃金を上げるのはすごくいいですが、ならばその壁も同時に引き上げることは難しいでしょうか?
このような状況下では働く時間に制限がかかり、結果的に人材がさらに沢山必要になります。
飲食店には人生一回しかない様々なイベントを過ごす方も多く来られます。
みんなで力を出し合ってお客様の特別な時間をまかなっていて、人と人のお祝いにはなくてはならない責任ある業種だと思っています。
その時間を感動できるレベルで全うするには多くの練習と経験、失敗を含めて様々な時間を過ごすことが必要です。
沢山のお店が努力し感動溢れる時間が過ごせる。そんな場所が溢れてたらすごい世の中によくないですか?^_^
私達は今、働くスタッフに、労働だけでなくさまざまな楽しみを作ることでそれをまかなっていこうとしています。
特に若い世代には、働きにくるだけじゃなく、お店を好きになってもらいたい。そのために様々な取り組みをしています。
お店に給料いらないから学びたいと学生が来ることもあります。
今現実にそういう子が学びに来てます。
しかし、こういうのは異例。
丁稚奉公的なことを、本人が良くとも親御さんは好まないこともあるでしょう。
全部を良くするなんて到底できないのだけど、制限あれば当然学びの時間は減る。
こういう声が伝播し、少しでも世の中が変わることを私達は望んでいます。
飲食店のスタッフはコマではない。
皆ここで学び、たとえ違う業種に行ってもこの経験をもとに人に携わる仕事を選ぶ人が多くいます。
多くの経験をする時間と、学びを得る時間を得るために、扶養の壁、社会保険控除の壁を是非ご検討いただけたら幸いです。
一飲食店の声が届くかは分かりませんが、書いてみました。
リストランテトーマス