米国株は割高だと、数年前からよく言われますが、その根拠の一つが バフェット指数です👉
1.
#バフェット指数 の定義 --経済規模と株価の比較--
バフェット指数は、一国の株式市場の時価総額合計を、その国の名目国内総生産(GDP)で割った比率。企業の利益は長期的には経済成長(GDP)に収束するという理論に基づき、「経済の実力に対して株価が適正か」を測定。
2. 米国株市場の過熱感を示す歴史的水準
一般に、指数が100%を上回ると割高、120%を超えるとバブル圏と判定される。現在、米国市場の同指数は約**190%〜200%**という歴史的な高水準に達しており、2000年のドットコムバブル崩壊直前をも上回る。これが、現在の米国株が「極めて割高」と主張される主要な定量的根拠である。
3. 指数の普及背景とマーケットへの影響力
「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏が、バリュエーションを測る上で「最高かつ単一の尺度」と評したことで世界的に普及。過去の暴落局面を正確に示唆した実績から、多くの機関投資家や個人投資家が市場の「過熱警報」として注視しており、投資心理に与える影響は極めて大きい。
4. 現代のマーケットにおける有効性への疑問
一方で、現在の経済構造下では指数の有効性に限界があるとの指摘も多い。主な要因は以下の通り。
企業のグローバル化: 米国企業の利益の多くが国外で創出されているが、分母のGDPには米国内の生産のみしか反映されない。
金利環境の変化: 低金利継続による理論株価の押し上げが、過去の基準(100%)との単純比較を困難にしている。
無形資産の増大: ソフトウェアや知的財産など、物理的資産を持たないテック企業の台頭が利益率を構造的に高めている。
Summary:
バフェット指数は、依然として市場の歪みを警告する強力なツールであるが、現代の経済構造に合わせた多角的な視点(PERや金利水準との相関など)を併用することが、現在のバリュエーションを判断する上で不可欠
#資産運用