❶忠盛はこのことを人伝てに聞いて、 「私は文官の身やない。武の家に生まれたこの身で今思いがけない恥辱をうけるんは、家のためにもまことに遺憾やな。 身の安全を保って君に仕える、という古典の文句もあるし」 と前もって準備を整えはった。 【関西弁で✊】平家物語 《殿上闇討》後編 no3 👉おさらい 前編 忠盛の出世の仕方 https://postprime.com/991cB6o206Ikv/posts/669072 ❷参内する始めから、🅿️大きな鞘巻き(鍔のない短刀)を用意して、束帯(正装)の下に無造作にさし、(刺客がおりそうな)殿中の灯りの仄暗いほうへむかって、しずかにこの刀をぬきだして、鬢(頭の左右側面の髪)にひきあてはったけれど、その刀はまるで一瞬氷のように光を放ってみえた。 ギョッとして、殿上人はみんなして目を凝らした。 ・🅿️ここがポイント 想像してみ