2026年8月25日(火)朝|株式市場レポート
米ハイテク安が重し。原油・米金利低下は下支え、TOPIX優位を想定
3分で分かる朝の結論
本日の日本株は「中立〜やや弱気」が基本シナリオです。24日の米国市場は、NYダウこそ+0.26%でしたが、S&P500は-0.28%、NASDAQは-0.76%。NVIDIAを中心に半導体株が売られ、日本の値がさ半導体株には逆風です。
一方、米10年債利回りは約4.70%へ低下、WTIも85ドル近辺へ下落。高金利・高原油という二つの逆風がやや和らいだため、全面安より「半導体安・内需/金融/素材底堅い」の選別相場を想定します。
大阪夜間の日経225先物9月限は65,340円(5:34時点)、CME円建ては65,355円(5:38時点)。24日の日経平均終値65,528.09円をやや下回っており、寄り付きは売り先行に注意です。
今日よりもむしろ、26日の米PCE・GDP、27日早朝のNVIDIA決算、28日のウォーシュFRB議長講演が本命。今日はポジション調整色の強い一日になりそうです。
主要市場データ
市場・資産 最新値 変化 取引日・取得時点
日経平均 65,528.09円 -488.27円 / -0.74% 8/24終値
TOPIX 4,073.29 +6.00 / +0.15% 8/24終値
日経225先物 65,340円 -100円 8/25 5:34・大取mini
NYダウ 53,417.16 +140.15 / +0.26% 8/24終値
S&P500 7,652.86 -21.51 / -0.28% 8/24終値
NASDAQ総合 25,980.19 -200.26 / -0.76% 8/24終値
ドル円 159.13円 +0.13% Reuters 8/24米国時間確認値
米10年債 4.698% -4.0bp前後 Reuters 8/24米国時間
WTI 約85.00ドル -2.37% Reuters 8/24米国時間
Brent 92.65ドル -1.83% Reuters 8/24米国時間
金 4,639.49ドル/oz +0.8% 8/24 14:25 EDT・現物
VIX 16.02 +0.89 8/24 Cboe表示値
前営業日の日本株
24日の日経平均は488.27円安の65,528.09円と続落。一方、TOPIXは0.15%高でした。NVIDIA決算やPCEなど重要イベントを前に値がさ半導体株が売られた一方、東証プライムでは値上がり843銘柄、値下がり662銘柄と、実際の地合いは指数ほど悪くありませんでした。
半導体ではアドバンテスト、キオクシア、ソフトバンクGが下落。一方、サービス、建設、その他製品など20業種が上昇し、日本郵船は最高値を更新しました。日経平均よりTOPIXが強い構図が続いています。
直近の米国市場と日本株への影響
米国ではNVIDIAが2.9%安、Micronが5.8%安、Broadcomが2.6%安となり、SOX指数も下落。AI投資の高い期待値に加え、米国でAIデータセンターの電力負荷に対する政治的反発が強まったことも売り材料になりました。
日本ではアドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアなどへの波及に注意です。ただし、米金利と原油が同時に低下したため、グロース株全体への圧力は先週よりやや弱まっています。
今日の重要ニュース
① NVIDIA決算前に半導体売り
AI成長期待そのものより、「期待が高すぎる」ことが短期リスク。NVIDIA決算で売上・利益だけでなく、次四半期ガイダンスとAI需要の持続性が確認できるかが重要です。日本の半導体・電線・データセンター関連に直結します。
② 米長期金利が低下
米10年債は4.698%へ低下。米財務省が長期債買い戻しに一般勘定の資金を使う可能性が意識され、債券市場の緊張がやや緩和しました。高PER株にはプラスですが、財政不安そのものが解消したわけではありません。
③ 原油が反落
Brent92.65ドル、WTI約85ドルへ低下。高原油→インフレ→金利上昇という悪循環が一旦弱まり、自動車・陸運・化学・小売にはプラスです。ただしホルムズ海峡を巡る供給リスクは残ります。
④ 米・カナダ貿易摩擦
米国は2027年1月からカナダ製自動車等への関税を50%に引き上げる方針を表明。米自動車株が下落しており、日本の自動車・部品株にも「北米サプライチェーン再編」という中期的な不透明要因です。
為替・金利・商品
ドル円はReuters確認時点で159.13円。円安は輸出株を支えますが、今日については米ハイテク安の影響が強く、自動車株の追い風は限定的とみます。
金は4,639.49ドル/oz。米金利低下と財政・地政学不安を背景に3カ月超ぶり高値圏です。
今日の経済指標・イベント
本日14:30に7月百貨店売上高、17:30に独8月Ifo景況感指数、22:00に米住宅価格、23:00に米7月新築住宅販売件数・8月コンファレンスボード消費者信頼感指数が予定されています。
市場予想は、新築住宅販売62.0万件(前回62.8万件)、消費者信頼感90.3(前回90.8)。
セクター別の注目点
警戒:半導体・AI
NVIDIA決算前+米半導体安。イベント前の押し目買いは小さく。
相対優位:建設・サービス・内需
昨日もTOPIXを支えた分野。米ハイテクの影響を受けにくい。
銀行:中立
米金利低下はやや逆風ですが、日本の金利正常化期待は残ります。
商社・エネルギー:中立〜警戒
原油反落は短期逆風。ただし地政学リスクは依然高い。
自動車:中立
159円台の円安はプラス、米加関税問題はマイナス。
今日の日本株:3シナリオ
中立・基本:半導体安で日経平均は弱含むが、内需・バリュー株が支え、TOPIXは相対的に底堅い。
強気:先物が65,500円台を回復し、半導体が寄り後に下げ止まる。米金利低下を好感した押し目買い。
弱気:NVIDIA関連売りが拡大し、先物が夜間安値64,850円方向を再び試す展開。
まとめ・投資戦略上のヒント
今日は「指数全体」より半導体とそれ以外の温度差を見る日です。米金利・原油低下は市場全体には救いですが、NVIDIA決算前の半導体には需給・イベントリスクが残っています。
したがって、短期では半導体の下落を無理に拾うより、内需、建設、サービスなど相対強度の高い分野を確認する方が安全です。最大の転換点は26〜28日のPCE・NVIDIA・ジャクソンホールです。
今日も1日頑張りましょう!
免責事項
この記事は、個人的記録を目的としており、投資アドバイスを提供するものではありません。私は、金融の専門家ではなく、この記事の内容は個人的な意見や経験に基づいています。投資を行う際には自己の判断と責任において行動することを強くお勧めします。
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