【2026年6月25日】本日の日本株見通し
米PCE発表を控え、選別型の自律反発に期待
2026年6月25日(木)の日本株市場は、中立〜やや強含みの展開が想定されます。
昨日の日本市場は、AI・半導体関連株への利益確定売りが重荷となり、日経平均・TOPIXともに下落しました。
一方、昨晩の米国市場ではNASDAQが軟調だったものの、取引終了後に発表された米マイクロンの好決算が半導体関連株の心理改善につながる可能性があります。
本日は、今夜発表される米PCE物価指数を控え、「買い戻し」と「様子見」が交錯する相場となりそうです。
1. 昨日の日本市場:AI・半導体株に利益確定売り
指数 終値 前日比 変動率
日経平均株価 69,174.97円 -613.41円 -0.88%
TOPIX 3,963.76pt -26.62pt -0.67%
昨日の日本市場は、日経平均が続落しました。
主な要因は、直近で大きく上昇していたAI・半導体関連株への利益確定売りです。
特に日経平均は、東京エレクトロンやアドバンテストなどの値がさ株の影響を受けやすいため、TOPIXよりも下落率が大きくなりました。
ポイント
AI・半導体株に短期的な過熱感
日銀の追加利上げ観測がグロース株の重荷
原油安を背景に、空運・旅行関連には見直し買い
2. 昨晩の米国市場:ダウは上昇、NASDAQは下落
指数 終値 前日比 変動率
S&P500 7,358.22 -7.24 -0.10%
NASDAQ総合 25,476.64 -110.40 -0.43%
ダウ平均 51,848.90ドル +182.06ドル +0.35%
米国市場は、主要3指数で方向感が分かれました。
NASDAQは、AI・ハイテク株への利益確定売りが続き下落しました。
一方、原油価格の下落を受けて航空・旅行関連株が買われ、ダウ平均は上昇しています。
日本市場への影響
本日の日本株には、以下のような影響が想定されます。
材料 日本株への影響
米NASDAQ安 半導体・グロース株にはやや重荷
マイクロン好決算 半導体関連の買い戻し材料
原油安 空運・旅行・小売には追い風
米PCE発表待ち 上値追いには慎重姿勢
3. 本日の注目イベント
本日最大の注目材料は、夜に発表される米国のPCE物価指数です。
PCEは、FRBが金融政策を判断するうえで重視するインフレ指標です。
主な予定
時刻 イベント 注目点
14:30 日本 5月百貨店売上高 インバウンド・小売株の材料
21:30 米5月PCEデフレーター インフレ再加速の有無
21:30 米5月コアPCE FRBの利上げ判断に影響
21:30 米GDP確定値 米景気の底堅さを確認
21:30 米耐久財受注 設備投資関連の材料
21:30 米新規失業保険申請件数 労働市場の強弱を確認
PCEが市場予想を上回れば、米金利上昇への警戒からハイテク株に売りが出やすくなります。
逆に予想を下回れば、利上げ警戒が和らぎ、AI・半導体株の買い戻しにつながる可能性があります。
4. 金融政策:日米ともに金利上昇への警戒感
金融政策面では、日米ともに市場の警戒感が高まっています。
米国では、FRBが政策金利を据え置いた一方で、年内の追加利上げ観測が残っています。
インフレが再び強まれば、ハイテク株や高PER株には逆風となります。
日本では、日銀会合の「主な意見」で、早期の追加利上げを求める声が複数確認されました。
これは銀行・保険株にはプラス材料ですが、成長株にはバリュエーション面で重荷となります。
5. 本日の注目セクター
半導体・AI関連
マイクロンの好決算を受け、半導体関連株には買い戻しが入る可能性があります。
ただし、昨日の下落後だけに値動きは荒くなりやすく、寄り付き直後の飛びつき買いには注意が必要です。
銀行・保険
日銀の追加利上げ観測は、銀行・保険株にとって追い風です。
金利上昇局面では、金融株に資金が向かいやすくなります。
空運・旅行関連
原油価格の下落は、燃料費負担の軽減につながります。
空運、旅行、レジャー関連にはポジティブな材料です。
医薬品・ディフェンシブ株
PCE発表前で相場全体に様子見姿勢が出やすいため、医薬品などのディフェンシブ株にも資金が向かう可能性があります。
6. 本日の相場見通し
本日の日本株は、中立〜やや強含みの展開を想定します。
朝方は、マイクロン好決算を受けた半導体株の買い戻しが相場を支える可能性があります。
一方で、今夜の米PCE発表を前に、投資家は積極的に上値を追いにくい状況です。
本日の見方
日経平均は自律反発を試す展開
半導体株は買い戻し優勢だが、値動きは荒い
銀行・保険、空運・旅行、医薬品に分散物色
米PCE前のため、後場にかけて様子見姿勢が強まりやすい
投資戦略のヒント
短期的には、寄り付き直後の急騰銘柄を追いかけるよりも、午前中の値動きと出来高を確認してから判断する姿勢が有効です。
特に半導体関連は、好材料と警戒感が同時に存在しています。
強い銘柄は戻りを試す一方、上値が重い銘柄は利益確定売りに押されやすいでしょう。
中長期では、引き続き以下の条件を満たす銘柄に注目です。
業績成長が続いている
ROEが高い
利益率が高い
価格転嫁力がある
金利上昇局面でも収益を維持できる
まとめ
本日の日本株市場は、半導体株の買い戻し期待と、米PCE発表前の警戒感がせめぎ合う展開となりそうです。
相場の方向感は悪くありませんが、全面高というよりは、材料のある銘柄に資金が向かう選別型の相場が基本です。
今日の合言葉は、
「朝は期待、夜はPCE。油断せず、でも前向きに」
といったところです。
今日も1日頑張りましょう!
免責事項
この記事は、個人的記録を目的としており、投資アドバイスを提供するものではありません。私は、金融の専門家ではなく、この記事の内容は個人的な意見や経験に基づいています。投資を行う際には自己の判断と責任において行動し、必要に応じて専門の投資アドバイザーに相談することを強くお勧めします。
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