株式市場レポート
米国株安・原油高で上値の重い展開か
2026年8月7日(金)朝時点
本日の見通し
中立~やや弱気
半導体株には調整圧力が残る一方、銀行・資源・商社・好決算銘柄には資金が向かう可能性があります。今夜発表される米国雇用統計を控え、午後は様子見姿勢が強まりそうです。
1.昨日の日本株市場
指数 終値 前日比 騰落率
日経平均株価 65,683.26円 -617.18円 -0.93%
TOPIX 4,055.85ポイント +9.68ポイント +0.24%
昨日の東京市場では、日経平均が下落する一方、TOPIXは上昇しました。
日経平均への寄与度が大きい東京エレクトロンなどの半導体・電子部品株が売られた半面、銀行、自動車、小売など幅広い大型株が買われました。市場全体が一様に弱かったのではなく、AI・半導体株から金融・内需・バリュー株への資金移動が進んだとみられます。
日本株の注目材料
AI・半導体株に利益確定売り
これまで相場をけん引してきた半導体製造装置、電子部品、メモリー関連株に売りが広がりました。米国でもソフトウェアやデータストレージ関連株が軟調だったため、本日の日本市場でも半導体株は戻り売りを受けやすい状況です。
ソフトバンクグループは市場予想を上回る決算
4~6月期の純利益は前年同期比18%減の3,473億円でした。ただし、減益幅は市場予想より小さく、Intel株などの評価益が利益を押し上げました。
決算内容は一定の評価を受けそうですが、AI分野への巨額投資や借入れ増加への警戒もあり、寄り付き後は値動きが大きくなる可能性があります。
任天堂の営業利益は約2.5倍
任天堂の4~6月期営業利益は前年同期比約2.5倍の1,426億円となり、市場予想を大幅に上回りました。ゲーム機本体とソフト販売が好調で、本日は買いが先行する可能性があります。
一方、通期予想は据え置かれているため、株価上昇後には利益確定売りが出る展開にも注意が必要です。
円相場は1米ドル=158円台
円安は自動車、機械、電機など輸出企業の業績には追い風です。ただし、原油価格も上昇しているため、輸入コストが増える航空、運輸、外食、小売などには逆風となります。
2.昨晩の米国株市場
指数 終値 前日比 騰落率
ダウ平均 53,885.10ドル -464.02ドル -0.85%
S&P500 7,709.96ポイント -13.59ポイント -0.18%
NASDAQ総合 26,348.35ポイント -15.09ポイント -0.06%
米国市場は主要3指数がそろって下落しました。特にダウ平均の下落が大きく、中東情勢への警戒、原油価格の上昇、米雇用統計を前にした持ち高調整が重荷となりました。
ソフトウェア、メモリー、データストレージ関連株も軟調でした。この流れは、日本の半導体製造装置や電子部品株にとって短期的な逆風です。
一方、米国の雇用関連指標は急激な景気悪化を示していません。景気の底堅さは安心材料ですが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを遠ざけ、長期金利を押し上げる可能性があります。金利上昇は、将来の成長期待を織り込んだ高PER株に不利に働きます。
3.本日の重要イベント
日本・6月家計調査
実質消費支出は前年同月比**+0.9%前後**が予想されています。
予想を上回れば、小売、外食、旅行、サービス関連株にはプラスです。ただし、消費の強さが日銀の追加利上げ観測を高めた場合、不動産やグロース株には逆風となる可能性があります。
中国・7月貿易統計
中国の輸出入が予想を上回れば、工作機械、電子部品、海運、商社などに追い風となります。反対に輸出の鈍化が確認されれば、中国景気への不安から関連銘柄が売られる可能性があります。
米国・7月雇用統計
日本時間21時30分に発表される予定です。
非農業部門雇用者数:約8万人増
失業率:4.2%
発表は東京市場終了後ですが、結果をまたぐリスクを避けるため、午後には利益確定や持ち高縮小の売りが出やすくなります。
4.金融政策と地政学リスク
日銀は政策金利を1.0%程度に据え置いています。ただし、円安と原油高が続けば輸入物価が上昇し、追加利上げへの警戒が強まります。
利上げ観測は銀行・保険株には追い風ですが、不動産、REIT、高PERの成長株には逆風です。
米国ではFRBが政策金利を**3.50~3.75%**で据え置いています。今夜の雇用統計が予想以上に強ければ、米金利上昇とドル高・円安が進む可能性があります。
地政学面では、イラン情勢とホルムズ海峡を巡る緊張が最大のリスクです。原油高はINPEX、石油資源開発、総合商社などにはプラスですが、航空、陸運、化学、電力・ガス、外食、小売にはコスト増要因となります。
5.本日の決算注目企業
INPEX
原油価格上昇の恩恵が期待されます。通期業績予想、配当、自社株買い、主要プロジェクトの生産状況が焦点です。
日本郵政
ゆうちょ銀行の利ざや改善が期待される一方、保有債券の評価損益や郵便・物流事業のコスト増に注意が必要です。
オリンパス
医療機器の販売状況、海外売上、利益率、為替効果が注目されます。
大日本印刷
半導体・ディスプレー関連材料の需要と、中国向け事業の動向が株価を左右しそうです。
本日の総合見通し
中立~やや弱気の選別相場
日経平均は、米国株安と半導体株の調整を受けて上値の重い展開が予想されます。一方、銀行、エネルギー、商社、好決算銘柄がTOPIXを下支えする可能性があります。
本日は指数全体が一方向に動く相場ではなく、業種や個別企業の業績によって明暗が分かれる相場になりそうです。
注目したい分野
銀行・保険
石油開発・資源
総合商社
円安恩恵のある輸出株
市場予想を上回った好決算銘柄
慎重に見たい分野
半導体製造装置・電子部品
高PERのAI・グロース株
航空・運輸
原油高を価格転嫁しにくい外食・小売
投資戦略
寄り付き直後の高値追いは避け、金融・資源・好決算株を押し目で選別する姿勢が適切です。今夜の米雇用統計を控えているため、午後は投資余力を残し、ポジションをやや軽くする選択肢も有効でしょう。
今日も1日頑張りましょう!
免責事項
この記事は、個人的記録を目的としており、投資アドバイスを提供するものではありません。私は、金融の専門家ではなく、この記事の内容は個人的な意見や経験に基づいています。投資を行う際には自己の判断と責任において行動し、必要に応じて専門の投資アドバイザーに相談することを強くお勧めします。
本記事に掲載されている情報は、AIで情報収集して提供していますが、その正確性や完全性について保証するものではありません。市場や経済の状況は常に変化しており、新しい情報や研究結果によって本記事の内容が変わる可能性があります。