2026年8月26日(水)朝|株式市場レポート
原油急落・米金利低下で環境改善。ただし今夜は「PCE+GDP」、明朝はNVIDIA決算
3分で分かる朝の結論
本日の日本株は中立〜やや強気が基本シナリオ。 25日の日経平均は65,856.43円(+328.34円、+0.50%)、TOPIXは4,093.67(+20.38、+0.50%)。朝方900円超安から切り返し、半導体・地銀などに買い戻しが入りました。
米国株もテック主導で反発。Reuters基準でダウ+0.29%、S&P500+0.31%、NASDAQ+0.64%。NVIDIA、Micron、AMDなどが買われました。
最大の追い風は原油急落+米金利低下。WTIは82.36ドル、Brentは88.58ドルへ3%以上下落し、「原油高→インフレ→金利上昇」という悪循環が一旦後退しました。
ただし今日はイベント前。21:30に米GDP改定値+7月PCE、明朝5:20頃にNVIDIA決算。寄り付き後に上昇しても、後場は様子見が強まりやすいとみます。
主要市場データ
市場・資産 最新値 変化 取引日・時点
日経平均 65,856.43円 +328.34円 / +0.50% 8/25終値
TOPIX 4,093.67 +20.38 / +0.50% 8/25終値
日経225先物 66,000円 +60円 8/26 2:00・大取9月限
NYダウ 53,572.91 +155.75 / +0.29% 8/25 Reuters終値
S&P500 7,676.62 +23.76 / +0.31% 同
NASDAQ総合 26,145.47 +165.28 / +0.64% 同
ドル円 159.2円前後 小幅円安 8/25米国時間終盤
米10年債 約4.65% 低下 8/25米国終盤
WTI 82.36ドル 3%以上下落 8/25清算値
Brent 88.58ドル 3%以上下落 8/25清算値
金先物 4,638.10ドル -0.06% 8/25清算値
VIX 15.53 -0.32 / -2.02% 8/25 Cboe終値後表示
前営業日の日本株
25日は朝方、前夜の米半導体株安を受け日経平均が一時64,609.47円まで下落しました。しかし売り一巡後は韓国・台湾株の改善も支えとなり反転。ソフトバンクG、東京エレクトロン、古河電工、フジクラなどが買われました。地銀株も堅調でした。一方、トヨタ、ホンダは下落しています。
重要なのは、安値から約1,250円戻した点です。下値では押し目買い需要が残っています。
米国市場と日本株への影響
米国株はテック中心に反発しました。加えて、原油下落でインフレ警戒が和らぎ、米10年債利回りも4.65%近辺へ低下。これは日本の半導体・AI株には追い風です。
一方、米7月新築住宅販売は10.5%減、消費者信頼感も低下。「インフレ鈍化期待にはプラス、景気にはマイナス」という二面性があります。今夜のGDP・PCEで評価が変わります。
今日の重要ニュース
① 原油が3%以上急落
対イラン制裁が即時の供給遮断につながらないとの見方が広がり、Brentは90ドルを割りました。日本では航空・陸運・化学・小売にはプラス、石油・資源株には短期的な逆風です。
② 米金利低下でAI株が反発
NVIDIAやAMDなど半導体株が上昇。金利低下は将来利益の現在価値を高めるため、高PERの成長株には追い風です。
③ Fedは依然タカ派リスク
ボストン連銀のCollins総裁は、インフレ低下が続かなければ利上げが必要になる可能性を指摘。Core PCEは前年比約3.3%が意識されており、今夜の数字が市場を大きく動かし得ます。
今日の重要イベント
8:50 日本7月企業向けサービス価格指数。前年比予想・前回ともに+3.2%です。
米国では21:30に以下が集中します。
Q2実質GDP改定値:速報 +1.5%年率。市場予想も概ね+1.5%付近。
7月Core PCE:市場では前月比+0.2%、前年比+3.3%程度が中心。
個人所得・個人消費、耐久財受注も同時刻。
そしてNVIDIAは日本時間27日5:20頃に決算発表、6:00から説明会。公式IRで確認できます。
セクター別注目
○ 半導体・AI:米テック反発と金利低下が追い風。ただしNVIDIA決算前なのでイベントリスク大。
○ 自動車・陸運:原油急落がプラス。ドル円159円台も輸出企業には支援材料。
△ 銀行:世界金利低下は短期的には逆風。ただし日銀正常化期待は残る。
△ 商社・エネルギー:原油急落で利益確定に注意。
今日の日本株:3シナリオ
強気:半導体が昨日の戻りを継続し、米金利・原油も安定。日経平均優位。
中立・基本:米株高を好感して堅調スタートするが、PCE・NVIDIA待ちで後場は伸び悩む。
弱気:半導体に決算前の利益確定が出て、先物が再び65,800円を割り込む。
今日見るべき3つ
日経225先物が66,000円近辺を維持できるか
半導体株が昨日の買い戻しを継続できるか
21:30のCore PCEが+0.2%予想を上回るか
まとめ
今日は、先週までの最大逆風だった「高原油+高金利」が同時に緩和しており、日本株には比較的良い外部環境です。
ただし今夜から明朝にかけて、PCE・GDP・NVIDIAという今週最大級のイベントが連続します。上昇を追いかけるより、イベント後にも強さを維持できる銘柄を見極める局面です。
今日も1日頑張りましょう!
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