7月31日の日本株見通し
米ハイテク株高が追い風 円高と日銀会合には要警戒
2026年7月31日(金)朝時点
本日の見通し:強気寄りだが、値動きは大きくなりやすい
米国市場でAI・半導体株が大幅高となったことから、東京市場は買い先行で始まる可能性があります。一方、急速な円高や日銀金融政策決定会合を控えているため、高く始まった後に上昇幅を縮める展開にも注意が必要です。
1.昨日の日本株
指数 終値 前日比 騰落率
日経平均株価 61,867.43円 +433.24円 +0.71%
TOPIX 3,952.50ポイント -21.53ポイント -0.54%
日経平均は反発し、一時は62,924.84円まで上昇しました。一方、TOPIXは下落しており、半導体や電子関連の値がさ株が日経平均を押し上げる反面、銀行株など幅広い銘柄には売りが残りました。
つまり、昨日は「日経平均は上昇したものの、市場全体が一様に強かったわけではない」相場です。本日も半導体関連株が指数を押し上げる一方、円高の影響を受ける輸出株や金利動向に敏感な銘柄では、明暗が分かれる可能性があります。
円高が輸出株の重荷に
ニューヨーク市場では円が急伸し、ドル・円は一時1ドル=159.225円付近まで下落しました。政府・日銀による円買い介入への警戒も強まっています。
円高は、自動車、機械、電機など海外売上比率の高い企業にとって、海外利益の円換算額を押し下げる要因です。反対に、食品、小売、航空、電力・ガスなど輸入コストの大きい業種には、原材料価格や燃料費の負担軽減が期待されます。
2.昨晩の米国株
指数 終値 前日比 騰落率
NYダウ 52,208.06ドル +613.92ドル +1.19%
S&P500 7,437.63ポイント +121.48ポイント +1.66%
Nasdaq総合 25,122.18ポイント +679.24ポイント +2.78%
米国株は主要3指数がそろって大幅高となりました。特にハイテク株の比率が高いNasdaq総合の上昇が目立ち、AI、クラウド、半導体関連株に買いが集中しました。
Microsoft決算でAI投資への懸念が後退
Microsoft株は15%を超えて上昇しました。クラウド事業の成長が続く一方、設備投資額が市場予想を下回ったことで、「AI分野への巨額投資が収益拡大につながっている」と評価されました。
この流れを受け、フィラデルフィア半導体株指数は8.2%上昇。Micronは18%高、AMDは13%高となり、半導体株全体に買いが広がりました。
日本市場でも、東京エレクトロン、アドバンテストをはじめ、半導体製造装置、検査装置、電子部品、データセンター関連株への追い風となりそうです。
Amazonは上昇、Appleは下落
Amazon Web Servicesの売上高は前年同期比37%増の422億ドルとなり、市場予想を上回りました。クラウドや生成AI関連需要の強さが改めて確認され、Amazon株は時間外取引で上昇しています。
一方、Appleは売上高、利益とも市場予想を上回ったものの、株価は時間外で下落しました。好決算がすでに株価に織り込まれていた可能性があり、日本のApple向け電子部品株にはやや慎重な見方が必要です。
3.本日の重要イベント
国内経済指標
本日は午前8時30分以降、国内の重要統計が相次いで発表されます。
時刻 指標 市場予想
8:30 東京都区部コアCPI 前年同月比+1.8%
8:30 完全失業率 2.5%
8:30 有効求人倍率 1.17倍
8:50 鉱工業生産 前月比+1.0%
8:50 小売販売額 前年同月比+3.1%
特に東京都区部コアCPIが市場予想を上回れば、日銀の追加利上げ観測が強まり、円高・株安につながる可能性があります。鉱工業生産や小売販売額が強ければ、製造業や内需関連株にはプラス材料です。
日銀金融政策決定会合
市場では、日銀が政策金利を1.00%で据え置くとの見方が中心です。ただし、重要なのは金利据え置きの有無よりも、今後の政策方針です。
注目点は次の3点です。
物価見通しが引き上げられるか
円安や原油高への警戒が示されるか
次回利上げの時期を示唆するか
日銀が追加利上げに前向きな「タカ派姿勢」を示した場合、円高と長期金利上昇が進み、銀行株には追い風となる一方、不動産、REIT、輸出株、高PER成長株には逆風となります。
反対に、植田総裁が利上げを急がない姿勢を示せば、円安方向への反動が起こり、自動車や機械株が買い戻される可能性があります。
4.本日の主要決算
本日は、三井住友フィナンシャルグループ、三菱電機、住友電気工業、HOYA、村田製作所、ファナック、住友商事、豊田通商、キオクシアホールディングスなどの決算が予定されています。
半導体・電子部品では、AIやデータセンター向け需要、受注残、在庫調整、設備投資計画が焦点です。銀行では、貸出利ざやの改善、預金金利の負担、国債運用損益、増配や自社株買いが評価材料となります。
5.地政学リスク
米国とイランを巡る緊張が続いており、中東情勢の悪化による原油価格上昇が警戒されています。
原油高は、石油開発、石油元売り、資源商社にはプラスとなりやすい一方、航空、陸運、化学、食品、電力・ガスにはコスト増加要因です。ただし、円高が進めば輸入価格が低下するため、原油高の悪影響を一部相殺できます。
本日の総合見通し
基本シナリオ
買い先行で始まり、その後は日銀会合を前に乱高下
米国のAI・半導体株高は、日本株にとって強い追い風です。日経平均は半導体関連株を中心に高く始まる可能性があります。
一方、円高は自動車や機械など輸出株の重荷となります。また、日銀会合を控えているため、寄り付き直後の上昇を追いかけるより、為替と金利の反応を確認してから銘柄を選ぶ方が安全です。
最終判断
強気寄りの中立
米国株高だけを見れば日本株にはプラスですが、円高と日銀会合が上値を抑える可能性があります。日経平均は上昇しても、TOPIXや個別銘柄では方向が分かれる展開が想定されます。
本日のキーワードは、
「米国AI株高」「円高」「日銀1.00%据え置き」「追加利上げ観測」「企業決算」です。
今日も1日頑張りましょう!
免責事項
この記事は、個人的記録を目的としており、投資アドバイスを提供するものではありません。私は、金融の専門家ではなく、この記事の内容は個人的な意見や経験に基づいています。投資を行う際には自己の判断と責任において行動し、必要に応じて専門の投資アドバイザーに相談することを強くお勧めします。
本記事に掲載されている情報は、AIで情報収集して提供していますが、その正確性や完全性について保証するものではありません。市場や経済の状況は常に変化しており、新しい情報や研究結果によって本記事の内容が変わる可能性があります。