【7月23日】日本株はAI・半導体が支えも、原油高・円安・金利上昇が重荷
本日の結論
2026年7月23日の日本株市場は、中立からやや強気の展開が想定されます。
米国市場では、AI関連投資の継続期待を背景に半導体株が底堅く推移しました。Alphabetの好決算も、日本の半導体製造装置、電線、データセンター関連株には追い風となりそうです。
一方で、原油価格の上昇、1ドル=163円台まで進んだ円安、国内外の長期金利上昇は、日本企業のコスト負担を高めます。
本日は指数全体が大きく上昇するというよりも、好材料を持つ銘柄とコスト上昇の影響を受ける銘柄が明確に分かれる「選別相場」になる可能性が高いでしょう。
📊 昨日の日本株市場
指数 終値 前日比
日経平均株価 66,115.60円 -116.59円、-0.18%
TOPIX 4,033.13ポイント +18.18ポイント、+0.45%
昨日の日経平均は、一時67,500円台まで上昇しました。米国の半導体株高や円安を受け、東京エレクトロン、アドバンテスト、キオクシアホールディングスなど、AI・半導体関連銘柄に買いが入りました。
しかし、午後に入ると利益確定売りが増加。原油価格の上昇や急速な円安が日本経済に与える悪影響も意識され、日経平均は小幅安で取引を終えました。
一方、TOPIXは銀行、保険、資源、商社などの上昇に支えられ、プラスを維持しました。
🔍 日本株を動かした5つの材料
1.AI・半導体株に買い戻し
前日の米国市場で、フィラデルフィア半導体株指数、いわゆるSOX指数が大幅に上昇しました。
AIサーバーやデータセンター向けの半導体需要が引き続き強いとの見方から、日本市場でも半導体製造装置、電子部品、非鉄金属関連に資金が流入しました。
2.円相場が1ドル=163円台
円相場は一時、1ドル=163.24円まで下落しました。
円安は、自動車、機械、電機など輸出企業にとって、海外利益の円換算額を押し上げる効果があります。
3.日本の貿易赤字が拡大
6月の貿易収支は、4,069億円の赤字となりました。
輸出は前年同月比19.3%増と堅調でしたが、輸入は25.4%増加。輸入額は11.3兆円に達しました。
輸出企業の競争力は維持されているものの、円安と原油高によって、日本全体では海外への支払いが膨らんでいます。
4.日銀の追加利上げ観測
日銀は7月30日から31日に金融政策決定会合を開催します。
現時点では、政策金利を1.00%に据え置くとの見方が中心です。
5.ディスコの決算に注目
本日は半導体製造装置大手、ディスコの決算発表が予定されています。
注目点は、AI向け半導体需要、受注高、出荷計画、利益率、中国向け需要です。
🇺🇸 昨晩の米国株市場
指数 終値 前日比
NYダウ 52,218.58ドル -0.01%
S&P500 7,498.96ポイント -0.14%
NASDAQ総合 25,690.90ポイント -0.57%
米国市場は全体として小幅安でした。
特にNASDAQは、ソフトウェア株の下落を受けて相対的に弱い動きとなりました。ただし、半導体株は底堅く、SOX指数はプラスを維持しました。
AI関連銘柄の中でも、株価の動きには差が出ています。
スーパー・マイクロ・コンピューターは大型受注を発表し、大幅に上昇。デルやヒューレット・パッカード・エンタープライズも買われました。
一方、AI投資による収益効果が見えにくいソフトウェア企業には売りが出ています。
🏢 Alphabetは好決算、Teslaは投資負担が重い
Alphabetの四半期売上高は、前年同期比24%増の1,198億ドルとなり、市場予想を上回りました。
検索広告、クラウド、AIサービスが堅調で、データセンター投資の継続も期待されています。
これは、日本の半導体製造装置、電線、光ファイバー、データセンター関連企業にはプラス材料です。
一方、TeslaはAIやロボット分野への投資を拡大し、四半期の設備投資額が58億ドルに達しました。
⛽ 最大の警戒材料は原油価格
ブレント原油は1バレル=94ドル前後まで上昇しています。
中東情勢の緊張や海上輸送への懸念が続けば、原油価格が100ドルに接近する可能性もあります。
原油高は、石油開発、資源、総合商社には追い風です。
一方、空運、陸運、化学、食品、小売、外食、電力・ガスなどにはコスト上昇要因となります。
特に日本はエネルギー輸入への依存度が高いため、原油高と円安が同時に進むと、企業収益や個人消費への悪影響が大きくなります。
📅 本日の重要スケジュール
本日は、次のイベントに注目です。
16時頃:日銀「実質輸出入の動向」
21時15分:ECB政策金利発表
21時30分:米国新規失業保険申請件数
日本企業:ディスコ決算
米国企業:インテル、ロッキード・マーチン、ハネウェルなどの決算
ECBは政策金利を据え置くとの見方が中心です。
ただし、原油高によるインフレ再燃への警戒から、ラガルド総裁が今後の利上げ可能性を示せば、欧米の長期金利が上昇する可能性があります。
米国の新規失業保険申請件数については、雇用環境が弱すぎれば景気後退懸念が高まり、強すぎれば利下げ期待が後退します。
市場にとっては、「強すぎず、弱すぎない結果」が最も安心できる内容です。
📌 まとめ
本日の日本株は、Alphabetの好決算や米国半導体株の底堅さを受け、AI・半導体関連が相場を支える可能性があります。
ただし、昨日の日経平均は一時2%を超えて上昇した後、マイナスに転じました。現在の市場では、上昇局面で利益確定売りが出やすく、寄り付き直後の急騰を追いかけるのは慎重に考える必要があります。
重要なチェックポイントは、次の3つです。
① 原油価格が95ドルを超えて上昇するか
② ドル円が163円台でさらに円安になるか
③ ディスコの決算が半導体株全体を押し上げる内容になるか
本日の相場は、全面高よりも個別株ごとの明暗が分かれる展開が予想されます。
投資判断では、AIというテーマだけで判断せず、受注、利益率、キャッシュフロー、原材料コストへの耐性を確認することが重要です。
本日の日本株見通し:中立~やや強気
強気度:5.5/10
想定される相場:上値の重いレンジ相場
今日も1日頑張りましょう!
免責事項
この記事は、個人的記録を目的としており、投資アドバイスを提供するものではありません。私は、金融の専門家ではなく、この記事の内容は個人的な意見や経験に基づいています。投資を行う際には自己の判断と責任において行動し、必要に応じて専門の投資アドバイザーに相談することを強くお勧めします。
本記事に掲載されている情報は、AIで情報収集して提供していますが、その正確性や完全性について保証するものではありません。市場や経済の状況は常に変化しており、新しい情報や研究結果によって本記事の内容が変わる可能性があります。