2026年8月28日(金)朝|株式市場レポート
NVIDIA急騰でAI相場再点火。ただし今夜のウォーシュFRB議長講演が最大関門
3分で分かる朝の結論
本日の日本株は「やや強気」が基本シナリオです。27日の米NASDAQは+1.57%、NVIDIAは+8.7%。SOX指数も+2.3%となり、日本の半導体・AI関連には強い追い風です。
CME日経225先物(円建て・9月限)は66,135円(5:44時点)。27日の日経平均終値66,131.98円とほぼ同水準で、米ハイテク高の割に先物は過熱していません。
一方、原油は再上昇。WTI 83.53ドル、Brent 89.70ドルで清算。米・イラン協議進展への期待が後退し、再びインフレ要因として意識されます。
国内では8:30に失業率・有効求人倍率・東京都区部CPI。今夜23:00にウォーシュFRB議長のジャクソンホール講演が予定され、金融政策への言及が最大のイベントです。
主要市場データ
市場 最新値 前日比 対象・時点
日経平均 66,131.98円 -130.18円 / -0.20% 8/27終値
TOPIX 4,117.22 +6.20 / +0.15% 8/27終値
CME日経225先物 66,135円 +165円 8/28 5:44
NYダウ 53,569.44 +105.56 / +0.20% 8/27終値
S&P500 7,730.99 +55.29 / +0.72% 8/27終値
NASDAQ 26,541.35 +411.16 / +1.57% 8/27終値
ドル円 159.3円前後 ほぼ横ばい 8/27 11:18 ET Reuters
米10年債 約4.67% 小幅上昇 8/27米国終盤
WTI 83.53ドル +1.6% 8/27清算値
Brent 89.70ドル +2.1% 8/27清算値
金先物 4,664.0ドル +0.2% 8/27清算値
VIX 14.92 -0.29 / -1.91% 8/27 Cboe
前営業日の日本株
27日の日経平均は朝方、NVIDIA好決算を受けて66,954.69円まで上昇しましたが、利益確定売りに押され130円安で終了。一方、TOPIXは6日続伸でした。
つまり昨日の日本株は「AI関連に材料出尽くし売り」が先行した形です。しかし、その後の米国市場ではNVIDIAが8.7%高まで買われているため、今日は評価をやり直す可能性があります。
米国市場と日本株への影響
NVIDIAは次年度売上高を約70%増とする強気見通しを示し、市場のAI投資鈍化懸念を後退させました。S&P500情報技術セクターは+3.4%、SOX指数は+2.3%。
日本ではアドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシア、フジクラ、ソフトバンクGなどに買いが波及しやすい環境です。ただし米国でも上昇は大型テック中心で、市場全体は必ずしも全面高ではありません。
今日の重要ニュース
① NVIDIAが8.7%急騰
AI需要の持続性を業績とガイダンスで確認。半導体だけでなく、データセンター、電線、電力インフラにもプラスです。
② Salesforceも22.6%高
AIが既存ソフトウェア企業を破壊するとの懸念が後退。AI投資が半導体からソフトウェアへ広がる可能性を示します。
③ 原油が2%前後反発
米国がイランとの6月合意への復帰に消極的との報道で、Brentは89.70ドルへ。商社・石油には追い風ですが、航空・陸運・化学には逆風です。
④ FRBの利上げリスクは残る
7月PCEが予想を上回った後だけに、今夜のウォーシュ議長発言がタカ派なら長期金利上昇→グロース株売りにつながり得ます。
今日の重要イベント
8:30 7月完全失業率(前回2.5%)
8:30 7月有効求人倍率(前回1.18倍)
8:30 8月東京都区部コアCPI(市場予想 +1.8%、前回+1.9%)
23:00 ウォーシュFRB議長・ジャクソンホール講演。
セクター別注目
◎ 半導体・AI:米国から強い追い風。ただし寄り付き急騰後の利益確定に注意。
○ 電線・データセンター:AI設備投資の継続確認がプラス。
○ 銀行:東京CPI上振れなら日銀利上げ観測が支援。
△ 商社・エネルギー:原油反発は追い風だが地政学依存。
△ 自動車:159円台の円安は支援、国内金利上昇には注意。
今日の日本株:3シナリオ
強気:半導体が米国高を素直に織り込み、TOPIXにも買いが波及。
中立〜やや強気〔基本〕:半導体高で日経平均を支える一方、今夜のFRB議長講演待ちで後場は伸び悩む。
弱気:東京CPI上振れ→国内金利上昇+半導体の利益確定で寄り天。
今日見るべき3つ
アドバンテストなど半導体株が寄り後も上昇を維持できるか
8:30の東京都区部CPI
CME先物66,000円台を維持できるか
まとめ
AIのファンダメンタルズは再び強さを示しました。今日は半導体・AI関連が主役候補ですが、NVIDIA決算という材料そのものは通過済みです。寄り付き高を追うより、上昇が他業種へ広がるかを見る方が重要です。
そして最大のリスクは今夜のジャクソンホール。ウォーシュ議長がインフレ抑制を強く打ち出せば、再び「金利上昇→AI株売り」の流れに戻る可能性があります。
今日も1日頑張りましょう!
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