【日経平均が上昇、パウエル発言で警戒感和らぐも先行き不透明感残る】2022/03/04
3日の日経平均は、前日比184円高の2万6577円と反発して取引を終えました。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が2日の下院の議会証言で、
「3月のFOMCでは0.25%の利上げを支持する」と発言したことを受けて、
市場に安心感が広がり、米主要株価指数が揃って上昇。ダウが△1.79%、
ナスダックが△1.62%と大幅に上昇した流れを引き継ぎ、一時300円を超える上昇を
見せる場面も見られました。ただ、米金融引き締めに対する過度な警戒感は
和らいだものの、ウクライナ情勢の不透明感が引き続き相場の重しとなり、
その後は上値の重い展開となりました。
3日も引き続き海運株の人気が目立ちました。売買代金ランキング1位は
日本郵船(△5.68%)、3位は商船三井(△4.54%)、5位は川崎汽船(△5.52%)と
買いが集まりました。6日続伸となった日本郵船は前日比630円高の1万1730円となり、
14年ぶりの高値を付けました。日本郵船や商船三井の年間配当利回りは10%台と
極めて高く、ここのところ3月期末の配当を意識した買いが集まっています。
また、ロシアによるウクライナ侵攻で国際的な輸送網が混乱し、
海運市況に追い風になるとの見方も買いに繋がっているようです。
原油価格の急騰も目立っています。
3日は1バレル=115ドルと2008年9月以来の高値を記録し、INPEX(△2.13%)などの
鉱業株や出光興産(△6.32%)などの石油製品株が上昇しました。
米長期金利の上昇を受けて三菱UFJフィナンシャル・グループ(△4.08%)や
三井住友銀行(△3.76%)など銀行株も久しぶりに買われました。
任天堂やキーエンスなども買われて、業種別では全33業種中32業種で上昇する
ほぼ全面高の様相を呈しました。
一方、ファーストリテイリングは▼1.15%と軟調でした。2月の国内ユニクロ既存店売上高は
前年比14%減と7か月連続の減少となったことが要因です。インフレ加速で海外の成長に
鈍化懸念が広がっているようです。また、底入れしたとみられたマザーズ指数も前日比
1.71%安と再び下落に転じています。個人投資家を中心としたショートカバーが一巡し、
再び下げに転じたとの見方が出ており、今後の展開を注視する必要がありそうです。
3日の米株式市場は、ダウが▼0.29%、ナスダックが▼1.56%と下落しており、
今日の東京株式市場は下げて始まりそうです。ウクライナ情勢の不透明感から、
市場は様子見ムードとなりそうです。今晩は米雇用統計が発表されます。
米国の金融引き締め懸念は一時的に緩和されていますが、
引き続きウクライナ情勢で神経質な相場となりそうです。
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