ビットコインについては、以前の投稿で2022年の値動きを参考に、「基本シナリオとしては、短期的に69,795~73,850ドルまで調整し、同水準で下値を固めた後、再び上昇へ転じる展開を想定している。ここでサポートが確認されれば、次は85,200~88,990ドルを目指す可能性が高まる」と述べた。 その後も調整局面は続いたものの、ファンド勢の1カ月平均建値(4週平均)付近で反発したため、想定していた69,795~73,850ドルには惜しくも届かなかった。 ただ、エリオット波動の観点から今回の下落を4波目の調整と捉えていた点は概ね正しく、その後は5波目の上昇へ移行し、想定していた85,200~88,990ドルまで到達している。 まず各種乖離率を見ると、現在のBTCは米ドル流動性指標に対してそれなりの上ザヤ、USDT供給量に対してはかなり大きな上ザヤとなっており、流動性環境との比較では依然として買われ過ぎの状態にある。 一方、SOXに対してもそれなりの上ザヤとなっているものの、実質金利との比較ではほぼニュートラルに近く、わずかに上ザヤという程度にとどまっている。 つまり、複数の指標がそろって極端な過熱状態を示しているわけではない。しかし、BTCの上昇速度が米ドル流動性やUSDT供給量の増加ペースを明確に上回っている点には注意が必要。いわば流動性の裏付けに対して「スピード違反気味」の上昇となっているため