7th オリジナルソング 「一通だけの手紙/一億万二狼」
作詞・作曲/一億万二狼
泣いてる理由も分からないまま
叱ったあの日の小さな背中
「もう知らない」って言って閉めたドアを
夜中にそっと開けて 寝顔を見てた
父親って何だろうなって
自分に問い続ける毎日で
守りたいって思うほど
上手に寄り添えなかった
それでも君は 何も言わずに
こぼれた不器用を拾ってたね
気づいてたのか 知らないふりか
今ならその意味もわかる
中学の卒業式の日
君が渡してくれた手紙に
「気持ちを察してくれてありがとう」
そんな言葉が綴られてた
一度だけの、たった一通だけで
全部が報われるような
そんな気がしたよ
あの日の涙も 間違いじゃなかったって
夕方、部活帰りの姿
肩で息してラケットを背負ってた
「暑かった」とだけつぶやいて
真っ先に冷たい水を飲んでた
勝ち負けなんてどうでもよくて
顔を上げてコートに立つだけで
いつも心が打たれてた
でも何も言えなかった
弟たちに見せる顔と
僕に見せる顔は違ってて
でもどれも君らしくて
全部、ちゃんとまぶしかった
中学の卒業式の日
「いつも気づいてくれてたよね」って
何気ないようで重たい言葉
僕の中でずっと響いてる
ちゃんと届いてたんだなって
照れくさくて うれしくて
何にも言えなかったけど
心の奥で泣いてたよ
完璧じゃない父でも
君の明日に必要だったら
それだけで、十分だって
ようやく思えるようになった
たった一通のその手紙が
こんなにも心をほどいてく
幼い君を泣かせた日々も
やっと許せる気がするんだ
大人になる君を 少し寂しく
でも誇らしく見送れるよ
いつかこの歌が
君の背中に届くように
君がくれた言葉が
僕の人生を救った