2026年4月30日のFOMCは、表面的には政策金利3.50~3.75%の据え置きという無難な結果だったが、実態としては金融政策の転換点に近い意味合いを持っている。特に重要なのは、1992年以来となる4人の反対票が出た点であり、しかもそのうち3人がより引き締め寄りのスタンスを示したことで、FRB内部での意見の分裂が明確になったことである。これは単なる意見の違いではなく、現在の世界経済が「インフレと成長のどちらを優先するか」という極めて難しい局面にあることを示