【2025年5月25日 21:00】ドル円 日足チャート<来週のシナリオ>(A)反発、146半ば (B)続落、141後半までで反発、145前半 など
<今週>
週初19日は、先週末の買い戻しが1時間足一目雲下限タッチから押し戻された流れで下放れて始まり、東京終盤には先週安値144.91を下抜けて144.66へ下押し。
144半ば手前で下げ渋ると、20日早朝に145.51へ戻すも、再び1時間足一目雲下限が上値を押さえて反落、19日安値を下抜けて東京終盤144.08へ続落した。
欧州買い戻しも145手前まで、早朝高値から上値を切り下げて上値重く、21日も続落してNYでは143.28まで下げた。
22日早朝、日米財務相会談報道で144.40へ急騰も、すぐに反落して142.80へ続落。
しかし143割れでは下値を拾う動き、NYにかけて144.33まで買い戻されたものの早朝高値に届かず。
23日は欧州にかけて143.15へ弱含むと、米大統領の対EU50%関税・IPHONE関税発言で急落、安値142.42をつけ、安値圏の142.57で引けた。
先週初の急騰で日足下降トレンド上方チャネル帯⑦前半へ移行したものの反落して、今週初同チャネル帯下限を割り込み、今週末にかけて同チャネル帯⑥後半で続落。
5月6日安値142.35目前まで下げた。
同安値は、4月22日安値139.89からの上昇トレンドの押し安値であり、下抜けると日足で下降トレンドへ転換する重要なポイント。
米10年債利回りは、週初に4.564へ上昇、4.430へ反落したものの、22日には週初高値を上抜けて4.627まで上昇。
週末には4.50割れへ急落も、戻して4.509で引けた。
FEDWatchは先週から次回据え置きがより織り込まれて94%程度。
引き続き米関税政策や米減税法案などでの不確実性がFEDの動きを押さえそう。
日足MACDは先週半ばにプラス圏で下降へ転じ、今週後半にDCして下降継続、週末にはマイナス圏に入った。
下値余地は大きく、さらに下押す可能性がある。
<週間>
週間始値145.45、高値145.51、安値142.42、終値142.57、週間値幅は309pips。
週足は、ほぼひげ無し陰線で、先週から上値・下値とも大きく切り上げた。
日足一目転換線が上値を押さえ、下値は5月5日週安値142.35にほぼ面合わせまで下押しした。
週足MACDは、GC手前で上昇から下降へ転じ、下降継続しているシグナルラインとの乖離を若干広げている。
<シナリオ結果>
動きは(D)で、下値は想定とほぼ一致した。
<来週>
米耐久財受注・S&Pケースシラー住宅価格・コンファレンスボード消費者信頼感指数・リッチモンド連銀製造業指数・FOMC議事要旨・新規失業保険申請件数・実質GDP改定値・中古住宅販売成約指数・個人所得/支出・PCE価格指数・ミシガン大学消費者信頼感指数、日消費者態度指数・雇用統計・鉱工業生産指数、などの発表がある。
上値は、まずは4月4日安値144.55や20日移動平均線付近がポイント。
上抜けると146トライがあり得る。
下値は、5月6日安値142.35がポイント。
下抜けると140割れがあり得る。
上値・下値とも、日足下降トレンド上方チャネル帯⑥後半からのブレークがポイント。
上値めどは、144半ば(日足下降トレンド上方チャネル帯⑥上限、4月4日安値144.55、20日移動平均線)、145前半(日足上昇トレンド下方チャネル帯⑳上限)、146半ば(3月11日安値146.54)、など。
下値めどは、142前半(5月6日安値142.35)、141後半(日足上昇トレンド下方チャネル帯⑳下限、日足下降トレンド上方チャネル帯⑥中間線、4月17日安値141.61)、139後半(4月22日安値139.89)、など。
<来週のシナリオ>
(A)反発、143、20日移動平均線、145半ば上抜け、146半ば
(B)〇続落、141後半までで反発、143、144半ば上抜け、145前半
(C)◎反発も、144半ばまでで反落、143下抜け、142前半
(D)大きく続落、142、141下抜け、139後半
<来週の方針>
(A)23日NY急落後高値142.90上抜けの押し目で買い、144半ば、145半ば上抜けの押し目で買増し
(B)23日安値142.42下抜けの戻り目で売り、141後半までの反発で押し目買い、143、144半ば上抜けの押し目で買増し
(C)(A)と同様も、144半ばまでの反落で戻り売り、143下抜けの戻り目で売増し
(D)(B)と同様も、141半ば、141、140下抜けの戻り目で売増し
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