「インフレに関する悪いニュースが引きも切らない」
という文章で始まるこの記事は、FRBはインフレの沈静化を予測しているけど、各種指標はインフレ圧力の高まりをしましてますよ、という内容がまとめられています。
■日経新聞電子版 高まるインフレ期待、賃上げ加速
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB030NF0T00C22A7000000/
とても興味深い一文もあるので、それも含めながら紹介していきましょう。
尚、この記事は無料ですので、興味のある方はソースの方も読んでもらえればと思います。
それでは始めます。
●主要先進国の物価上昇率は前年同月比で軒並み9%を上回っており、1980年代以降最も高い水準にある。
●さらに、インフレ率がエコノミストの事前予想を上回る「インフレ・サプライズ」がかつてないほど頻発している。
2021年02月10日 に発表された2021年1月度の消費者物価指数(米国)を最後に、実績が予想を下回ったことはありません。
まぁ、エコノミストもピンキリなので、予想が当たらないこと自体は不思議ではないです。
●多くのエコノミストは前年同期比の数字は早晩沈静化すると予測する。
●前年に急騰した商品価格が安定し、前年同期の数値が落ち着くことがその根拠の一つとなっている。
●例えば、米連邦準備理事会(FRB)は最新の米インフレ予測の中で、米個人消費支出(PCE)物価指数は2022年末時点の前年同期比5.2%から23年末には2.6%に下がるとの見通しを表明している。
早晩沈静化するだろうと予測していたらサプライズになってしまったのが先月でしたね。
とはいえ、FRBの予測値は別として、そろそろ沈静化は始まるでしょう。
●FRB上級顧問のジェレミー・ラッド氏が5月に発表した論文には挑発的な一節がある。
●「経済の仕組みに関する我々の理解、さらにはショックや政策が経済に与える影響を予測する我々の能力は、1960年代からほとんど進歩していないというのが筆者の見解だ」
今日紹介したかったのはこの部分です。
何度も投稿していますが、1960年代後半から1980年代前半にアメリカは高インフレを経験しました。
最終的には1979年にFRB議長に就任したボルカー氏が政策金利を最大20%まで引き上げてインフレ退治に成功したわけですが、ラッド氏は米国がインフレに苦しみ始めた1960年代からFRBは進歩していないとしています。
もしそれが本当だとしたら(まぁ、本当ですが)、今回のインフレも当時と同じような成り行きになりそうです。
●価格上昇圧力の他にもインフレに強い警戒感を抱く理由が3つある。
●賃金伸び率の加速と、消費者、並びに企業の間で、インフレ期待が高まっていることだ。
●この3つの点に関する数値は、先進国の物価が、コロナ以前の低位安定には当分戻りそうにないことを示している。
インフレ期待(期待インフレ率)という指標をご存じですか?
これは、個人や企業が将来のインフレ率をどう考えているかという指標です。
基本的にはインフレ期待率に実際のインフレ率は近づくと考えられていますが、殆どの人はFRBの金融政策などに興味がないので、論理通りにはならないとも言われています。
名目値を実質値にする場合にインフレ率を調整することなどにも利用されます。
この記事では個人・企業のインフレ期待が高まっているので、賃金値上げ交渉などが行われることにより物価上昇圧力になるだろうとしています。
●インフレ緩和への大きな希望が持てるのはモノの値段だ。ここへ来てそうした物品の価格が反落する兆しがみられる。
●理論上は、消費財が値下がりすれば先進国のインフレが沈静化し、「生活費の危機」が緩和され、中銀には政策余地が生まれ、金融市場は活性化される可能性がある。
●だが、多くの指標は今後も物価上昇が続く可能性を示しており、インフレ終息のシナリオが実現する可能性は極めて低い。当面はインフレが猛威を振るっても驚くことではない。
記事では輸送費、企業在庫、自動車生産数などを例に価格が反落する兆しとしていますが、私が調べてみたところ、どれもコロナ前の水準にはまだ隔たりがあります。
とはいえ、今後は
・更に株価が下落
・インフレからデフレに変化
・FRBがビビッて金融緩和を始める
・株価が上昇し始めると同時にコモディティも急上昇
・インフレ第2波の始まり
となっていくと予想します。
#インフレ期待 #インフレ第2波
#株価はもっと下がってくれた方が分かり易いですね
#ダウはあと30%は落ちて欲しい
#そこまで行けば予想通りの流れになると思います
#知らんけど