噂は常に流れていましたが、日経新聞が独自調査のうえ記事にしました。
■日経新聞電子版(有料記事) ロシア石油が欧州へ裏流通 ギリシャ沖経由、日経分析
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE026G50S2A800C2000000/?n_cid=BMTR3P001_202209071700
ロシアを出港したタンカーが、ギリシャ沖で別のタンカーに石油を移し替える「瀬取り」を行い、欧州へ流れているとしています。
先に書いておきますと、これは違法行為ではありません。
記事にも以下のように書かれています。
●欧州連合(EU)や英国がロシア石油を完全に禁輸するのは年末以降だが、取引が明るみに出ると企業は批判を受けるリスクがある。
●船の移し替えで産地を曖昧にする流通手法は、制裁の抜け道として残りかねない。
現時点では違法行為ではないが、大手企業がロシアとの関係を断ち切っている中、こういった行為は世論の批判を受けるリスクがあるし、制裁発動後も抜け道として残るのではないかという事です。
●ウクライナに侵攻したロシアの石油が隠れたルートで欧州に流入している。
●ギリシャ沖でロシア発タンカーから石油を受け取り欧州の港に入港した船が半年で41隻と、1隻だった前年から大幅に増えていることが日本経済新聞の調査で明らかになった。
という事なのですが、これをどうやって調べたかというと、船舶が発信する自動識別システム(AIS)の信号をたどって航路を追跡したそうです。
で、調査期間は8月22日までの約6カ月間、場所はギリシャ沖を調査対象としたそうです。
●8月22日までの約6カ月間で、ギリシャ沖のロシア発タンカーに関係する瀬取りは175件確認できた。
●前年同期は9件で、実に19.4倍の急増だ。リフィニティブのデータによると、この期間にロシアからギリシャ沖での瀬取り向けに出荷された石油は2386万バレルで、434万バレルだった前年同期の5倍超に膨れた。
ギリシャ沖で瀬取りされた石油は、追跡が出来たうちの41隻が欧州へ向かったそうです。
去年は1隻だったので、大幅増だとしています。
「瀬取り」というと悪いイメージがありますが、記事では↓
●瀬取りはそれ自体が悪いものと言い切れない。
●石油取引では長距離航路で輸送効率の高い大型船に石油を集約することがあり、出港後に買い手が変わり他の船に石油を移す場合もある。
●ただ、積み荷の移し替えにより、もとの出荷地は判明しにくくなる。
と説明しています。
出荷地をごまかす取引も横行しているので、そんな事から「瀬取り」が悪いイメージになっているのかもしれません。
さて、ここまでが記事の大まかな内容です。
西側の経済制裁によってロシアが孤立しつつあると信じている人と、信じていない人では、この報道から受ける感覚が違うかもしれません。
前者の人は「けしからん!」と思うでしょうし、後者の人は「ルートは無限にあるからね」と思うのではないでしょうか。
私の過去の投稿では、西側先進国の報道だけを見ていては正しい姿は把握できないとしてきました。
(じゃぁ、どうすりゃいいんだよ😫メンドウクサイ)
まぁ、泣きが入る気持ちは良く分かります。
では、せめてバイアスの種類と、その影響を軽減させる方法を幾つか覚えておいたらどうでしょうか。
今回のケースで言えば確証バイアスの知識が重要です。
確証バイアスとは、
「認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
です。
ロシアが悪だというイメージや、日本の報道は政治的圧力を受けていないなどというイメージが強いと、それに反する情報は価値が低くなって評価しなくなってしまうのです。
これを防ぐためには
”満遍なく情報収集できているか?また、公平に情報を評価しているか?”
に注意するということになります。
先日、プーチン大統領はウラジオストク経済フォーラムで演説し、「ロシアを孤立させることは不可能だ」発言しました。
皆さんはこの発言をブラフだと思いますか?#知らんけど
#ロシア石油 #欧州 #瀬取り
#私は西側先進国政府、マスコミによる報道は自国に都合の良い内容にされていると思っています。
#なので確証バイアスを回避するには、多くの日本人と逆の事をしなければなりません💦