こんな対談が行われていたなんて気が付きませんでした。
■Bloomberg 債券市場の大物2人、インフレ対策巡る米金融当局の信頼性で意見対立
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-27/RFP7ZBT0AFB401
で、誰が対談したのかというと、
ジェフリー・ガンドラック氏 と
スコット・マイナード氏 です。
ガンドラック氏は何度か投稿に登場してもらっています。
スコット・マイナード氏はグッゲンハイム・パートナーズの最高投資責任者(CIO)です。
グッゲンハイム・パートナーズはガンドラック氏のダブルライン・キャピタルよりも多くの資金を運用しています。
そこに優劣があるとは思いませんが。
ちむどんどんする対談なのですが、残念ながら短い記事になっています。
まずは記事の紹介から始めましょう。
●スコット・マイナード最高投資責任者(CIO)は、年内に利上げペースを落とす可能性を示した当局の指針は物価高の抑制につながらないだろうと指摘。
●年末のインフレ率が5-6%という依然高い水準になり、中銀目標を大きく上回るとの見通しを示した。
●一方、ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラックCIOは、今週の全会一致での0.75ポイント追加利上げ決定は、米金融当局がもはや「後手に回っていない」ことを意味すると評価した。
面白いのは、今年の3月ごろ、ガンドラック氏はFRBの対応はかなり出遅れていると発言していました。
それを今回は「後手に回っていない」と発言したのですから、現時点ではFRB擁護派になったわけです。
●マイナード氏は27日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「今日の行動は連邦準備制度のインフレ対策の信頼性を巡る疑問を提起しなかっただろうか」と問い掛け、FOMC後に株・債券相場が上昇したが「来週までには当局が本当に信頼できるのかと当社は自問していることだろう」と語った。
●一方ガンドラック氏は当局寄りの姿勢で、パウエルFRB議長が市場の信頼を取り戻したと指摘。軽度のリセッション(景気後退)は「全ての金融市場にとって考えられる最良の結果」だとCNBCとのインタビューで述べた。
マイナード氏の和訳がちょっと変な感じですが、要するにFRBの言う事を信頼できるのかと疑問を呈し、週末までには答えが出るだろうと言っています。
それに対しガンドラック氏は、FRBは市場の信頼を取り戻したとしています。
今回のFOMCで大物投資家がどんな意見を持ったのか興味深いですね。
●パウエル議長は27日、利上げペースに関する明確なガイダンスの提示は取りやめ、代わりに今後のインフレ統計に基づいて調整していく考えを示した。
これはビックリしました。
以前、ガイダンス不要論について投稿したことがありますが、私は”間違ったガイダンスこそが投資チャンスだ”としました。皮肉半分、本気半分ですが。
さて、これについて両氏はどう考えているかというと
●ガンドラック氏は今回の記者会見について、パウエル議長の在任期間で最高だったと考えており、フォワードガイダンスの欠如は良いことだと述べ、過去にガイダンスが米金融当局の信頼性を損なったこともあると語った。
●マイナード氏も、当局が明確なガイダンスを示さなかったことについては同様に評価。「過去半年間の市場の不安定さはフォワードガイダンスに責任があると思う」と述べた。
●同氏とガンドラック氏は投資の世界で歴史的なライバルだが、フォワードガイダンス提示をやめることが市場のボラティリティー低下につながる可能性があるという1点で一致した。
と、フォワードガイダンスは不要だということで意見が一致しています。
まぁ、FRBのフォワードガイダンスは全く当てにならず市場を混乱させているだけなので(上記の通りマイナード氏は「過去半年間の市場の不安定さはフォワードガイダンスに責任があると思う」と言っています)、ない方が良いという意見は良くあるのです。
でも、(全く当たらない)フォワードガイダンスのお陰で、チャンスも増えてるんですよね。
フォワードガイダンスを真に受けている人が多いうちは、十分に仕込みをする準備期間があるので。
まぁ、フォワードガイダンスだけがチャンスメーカーではないので、対応するだけですけど。
#スコット・マイナード #ジェフリー・ガンドラック #フォワードガイダンス
#フォワードガイダンスの間違いを利用して仕込みができるのは気持ちいいです
#最近で言えば”一時的”なインフレや、”ソフトランディング”などですね
#あ、まだソフトランディングは可能性があるかw
#知らんけど