記事のタイトルが気に入りました。今日イチのタイトルですね。(一昨日の記事ですけど)
■日経新聞電子版(有料記事) FRBが犯した過ち 引き締め「遅すぎ・大きすぎ」の代償
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD271U60X20C22A7000000/?type=my#cAAUAgAAMA
マクロ経済に携わっている人たちからは以前から伝わっていた内容ばかりですが、
■よろめいてからパンチボウル取り除く
■供給ショックの影響把握できず
■フォワードガイダンスに執着するわな
■客観性を後退させた平均物価目標
■遅れ挽回の利上げが景気を破壊?
■甘かった出口政策の詰め
■問われる日銀の物価目標策の運用
と、盛りだくさんの内容となっているのでかなりの長文です。
この中から、お伝えしたい内容を掻いつまんでみましょう。
では、記事の内容です。
●米連邦準備理事会(FRB)の金融政策への批判が強まっている。
●利上げ転換の遅れによって、消費者物価の上昇率がおよそ40年ぶりの高水準になるなど、物価の制御ができていないためだ。
●FRBは7月27日、大幅再利上げを実施したが、対応の遅れを取り戻すための引き締め強化が景気後退を招きかねないとの懸念も出ている。
これが冒頭です。
アメリカ世論の事は良く分からないのですが、FRBへの批判は強まってるんですかね?
FRBは必死に”インフレの犯人はロシアだ”と言い続けているように見えるんですが、世論は真犯人が米政府およびFRBだという事を分かっているのでしょうか?
だとしたら、日本人よりも大分優秀ですね。
■よろめいてからパンチボウル取り除く
●米国のメディアでは、サマーズ元米財務長官が引っ張りだこだ。
●21年5月に「伝統的にFRBの考えは、パーティーが盛り上がる前にパンチボウルを取り除くというものだった。それが、何人かが酔っ払ってよろめくのを見た後にパンチボウルを取り除くものに代わった」と批判した。
●FRBに寄り添うエコノミストからは異端視されたが、21年末から同氏の懸念が現実のものとなった。
FRBへの切り込み隊長と言ったらサマーズ氏が筆頭ですよね。
「21年末から同氏の懸念が現実のものとなった」とありますが、それを指摘していたのは21年5月ではなく、20年の暮れ、つまり1年前です。
マクロ経済学者、マクロ投資家は、1年前からインフレを予見し、FRBの対応の遅さが命取りになると警鐘を鳴らし続けていました。
■供給ショックの影響把握できず
●なぜ物価の番人が物価見通しを間違ったのか。
●パウエルFRB議長は(中略)「完全な回復を達成するために必要な限り、経済を支援するという私たちの頻繁に表明されたコミットメント(約束)に固執し続ける」と述べていた。
次の「フォワードガイダンスに執着するわな」まで話を進めましょう。
■フォワードガイダンスに執着するわな
●FRBは先行きの緩和の方向性を示す「フォワードガイダンス」という手法で、金融政策の透明性を高めようとしてきた。
●ところが、20年12月に量的金融緩和の「フォワードガイダンス」で、資産購入継続の期間のめどを「今後数カ月にわたって」という明確なものから、「最大雇用と物価安定の目標達成に向けさらなる実質的な進展があるまで」というあいまいなものに変えた。
●緩和効果を高めることを狙ったのだが、本来不透明な先行きに関して、コミットを強めることになった。
んー、随分とややこしい話になっているかもしれません。
簡単に行ってしまうと、FRBは自ら発したフォワードガイダンスによって、自らの行動を制限されてしまった、という事です。
フォワードガイダンスは何らかの目標へ誘導するために発信されるものですから、ほいほいと変更するわけにもいかない・・・と、考えてしまうので、以前発表したフォワードガイダンスにずっと縛られてしまう、ということです。
”インフレは一時的だ”と言ってしまうと、当面の間、その考えを覆すことが難しく、且つ自らに都合の良いデータを集めてきて正当性を主張してしまったりします。
前回の投稿でお伝えしたフォワードガイダンス不要論は、こういった弊害があるために語られるわけです。
#フォワードガイダンス
#半分しかお伝え出来なかったので、後半は次回の投稿でお伝えします🙇
#前半のお薦めは「フォワードガイダンスに執着するわな」です。
#これでフォワードガイダンス不要論を説明できるようになりましたね👌
#知らんけど