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角砂糖
満身創痍の兼業トレーダー
”炭鉱のカナリア”(canary in the coal mine)という言葉をご存じですか? 昔、炭鉱に入る時、有毒ガスの発生を知るために炭鉱員がカナリアの鳥籠を持って行ったことから(有毒ガスが発生するとカナリアが死んでしまうので、ガスの発生が分かる)、危険をいち早く察知するための指標などに使われる言葉です。 FOX BUSINESSが不況を察知する”炭鉱のカナリア”は中小企業だとして記事を出しました。 この考え方は私も重要視している事なので、今回はこの記事を取り上げたいと思います。 ■FOX BUSINESS 中小企業の苦悩は不況を意味する 中小企業は炭鉱のカナリアだ https://www.foxbusiness.com/economy/small-business-pain-points-recession では記事の紹介を始めましょう。 ●「水曜日の議会前の証言で、FRBのパウエル議長は、アメリカ人がすでに知っていること、すなわち、”歴史的なインフレは主にウクライナでのロシアの戦争の結果ではない”、”FRBの利上げは景気後退を引き起こす可能性がある”という事を確認した」 これはちょっと意外でした。 FRBはロシアのウクライナ侵攻によりソフトランディングが制御不能になりつつあると発言しているのですが、多くのアメリカ人は、ウクライナ侵攻は関係なしと分かっているのでしょうか?🤔 ●「パウエル氏は水曜日に、「労働市場は非常にタイトな状態が続いており、失業率は50年近くの低水準にあり、欠員は過去最高であり、賃金の伸びは上昇している」と述べた」 ●「バイデンも同様に、彼の政権が歴史的な雇用創出と高い賃金の伸びを主宰しているとあらゆる機会に主張している」 ●「しかし、このバラ色の分析には重大な欠陥があります。雇用創出はCovid-19パンデミックの間に失われた仕事から埋め戻されただけであるという事実を省略している」 ●「実際、パンデミックが始まる前よりも、現在働いているアメリカ人はまだ少ない。労働力人口率は、実際には過去数か月で低下している」 ちょっと記事の引用が長くなりましたが、失業率などは今後も重要な指標であるので紹介しておきます。 因みに、元米財務長官のサマーズ氏は、5%を超える失業率が5年間続かなければインフレは治まらないと発言しています。 雇用がタイト(低失業率高賃金)であるという事は利上げをするには都合が良いですが、それではインフレは治まらないので、高失業率の常態をある程度の期間作らなければならないのです。 さて、中小企業が炭鉱のカナリアだとするならば、現在はどういう状況になっているのかが問題なわけですが、記事では以下のように報道しています。 ●「中小企業の雇用動向は状況が異なる。ADPの給与データによると、従業員が50人未満の中小企業では退職が進んでいる」 ●「全国の中小企業経営者のSBIQ世論調査は、回答者が世論調査の歴史の中で最も悲観的であることを示している」 ●「彼らは直面する最大の問題としてインフレを挙げている」 ●「水曜日、ウォールストリートジャーナルは多くの中小企業が求人を取り消し始めたと報じた」 ●「今後数週間から数か月以内に経済全体に拡大するのではないか」 少し内容を削っているのですが、まぁこんなところです。 大企業や中堅企業は生産したものが次々に売れて良い状態なのですが、中小企業では状況が違うという事ですね。 では、中小企業の動向は経済全体の”炭鉱のカナリア”になるのでしょうか? 答えは ”Yes” です。 理由は単純で、力のないところから崩れていくからです。 例えば、企業を例にすれば、今にも倒産しそうなところに銀行は資金を貸し出しませんし、投資家も資金を引き揚げますよね。運転資金が少なくなれば、当然ながら倒産のリスクは増大します。 では、株式市場ではどうでしょうか? 世界最強の市場はアメリカです。 弱い市場は新興国です。 その間に欧州や日本が入ります。 私は新興国→欧州→日本→アメリカの順で怪しくなっていくと思っていますし、回復時はその逆です。 また、アメリカの中でもジャンク債などはダウやS&Pなどに比べてリスクが高いので、景気後退時は先に資金が引き上げられます。 ”リスクの高いところから資金は引き上げられていく” これを知っているだけでも投資判断の幅が広がるかもしれませんね。 #炭鉱のカナリア #上記は私なりの”炭鉱のカナリア”です #皆さんも自信の”炭鉱のカナリア”を用意しておけば、より安全に投資が出来るようになると思いますよ。 #知らんけど
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